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借金500万円男。届いたDMに誘われてタクシー代3万円を手にする

―[負け犬の遠吠え]―
ギャンブル狂で無職。なのに、借金総額は500万円以上。 それでも働きたくない。働かずに得たカネで、借金を全部返したい……。 「マニラのカジノで破滅」したnoteが人気を博したTwitter上の有名人「犬」が、夢が終わった後も続いてしまう人生のなかで、力なく吠え続ける当連載は53回目を迎えました。  今回は、呼び出された人にタクシー代をもらって男同士で語り合ったお話です。

突然のDMは何の誘いか

テキーラ「ここにきてください、なう」  胡散臭いDMだった。インターネットで悪目立ちしていると、この手の連絡はよくあることだ。悪い仕事の誘いや、普通の仕事の誘い、借金の相談など。そもそも僕は毎月の借金の返済には絶賛失敗中なので、くれぐれも真似はしないでほしい。  今まで一度もインターネットで関わったことのない相手だったが、その素性は知っていた。  金持ちだ。確かどこかの会社の社長とかだった気がする。    たまたまバイトを終えたばかりだった僕はそのメッセージを確認してから3秒で返信をした。 「行きます」  こうして理由なく誘われたとき、大体かなり横柄な態度を取られる。金によって自分の価値を磨き、金によって他人の価値を測ってきた人間にとって僕は敬意を払う対象ではないからだ。

「タクシー代払います」

 きっと直面するであろう不快感と太い人脈を両方皮算用して天秤に載せる。今回はわずかに人脈のほうが重かった。コロナ禍で人との関わりが希薄になった今、仕事をもらえるチャンスは多い方がいい。  ホームレスのこの身の上、手札が尽きたら座して死すのみ。 「タクシー代払います」  これはアツい。    電車はあったがタクシーの方が早かったのですぐに捕まえて乗った。  タクシー代の話が出てくるということは、タクシー代が清算できるということだ。この場合領収書さえあれば、彼らは全く損をしない。貧乏諸君にはこのパターンを覚えておいてほしい。  そこで使ったタクシー代は返してもらえる。ケチらずに経済を回そう。この世界には金より時間のほうが大事な人もいる。
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