お金

アコムとレイクの「いつでも狩れる」という凄腕感は電話越しにも伝わってくる

―[負け犬の遠吠え]―
ギャンブル狂で無職。なのに、借金総額は500万円以上。 それでも働きたくない。働かずに得たカネで、借金を全部返したい……。 「マニラのカジノで破滅」したnoteが人気を博したTwitter上の有名人「犬」が、夢が終わった後も続いてしまう人生のなかで、力なく吠え続ける当連載は54回目を迎えました。  今回は、催促されてお金を払い、裁判所に提示した返済額が断られたお話です。

家はなくともさして生活は困らない

返済 あれからもう1か月経ったが、正直、全然困らない。決まった家がないところで今のところ何も問題が発生していない。  強いて言うなら飯を食う時にごはんがないことくらいだが、それもフォロワーがレトルトご飯を大量に送ってくれたおかげで、一週間に一回レンタル倉庫に補充しに行けば安く済む。  コンビニやスーパーをよく使っていればわかるが、「おかずのみ」の購入と「丼」「〜ライス」の購入では、かかる金額が雲泥の差だ。一日通して1000円もかからない。  宿代にしても、今はホテルが軒並み安くなっているので、漫画喫茶や個室ビデオに泊まる金額とそう変わらない。高くても3000円あれば雨を凌げるし、荷物を持って泊まるなら1000円余計に出すくらい安いものだろう。工事現場なら40分くらい余計に働くだけでいい。  と言うより、どうせ利息でモリモリ借金の金額が増えていくのだから、目先の1000円をどうこうなんて発想はもうない。  出社時間にシビアなくせに退社時間に関しては大味な会社が多いこの国では、借金の業界でも借りれる金額や審査はシビアなのに、利息はよくわからない増え方をする。

借金返済と「アキレスと亀」

 僕も「よし、そろそろ借金を返し始めるか」と思い立って会員ページから現在の借入金額を確認しようとしたら会員情報ごと消されていて、さらに電話で聞いてみると5%近い利息が増えていたことがある。  まるでアキレスと亀だ。  ようやく借金を返し終わったと思った時、その総額に対して利息分は増えている。その利息分を返し終わる頃には、さらに利息が増えている。追いつこうとも追いつこうとも「完済」のゴールテープは着実に前に逃げていく。 「あーあ、一発当てねえとやる気出ねえ〜」  と、みんなの身の回りにいるクズたちが思うのは、アキレスの絶望を味わったからだ。彼らはすでに全力で走った後だから、あんまりイジメないでやってほしい。  さも代弁者のように語る僕はというと、現在アコムとレイクの大きな二本柱に追い込みをかけられている。  僕が金を借りている金融会社は10社。そのうちアコムとレイクはそれぞれ50万円以上借りていた。  普通のクレジットカード会社は「こんなクズを審査に通しちゃって困ったよ〜、利息も止めるし減額するから返して!」と和解を勧めてくるのに対し、金貸しを生業としている消費者金融は至って冷静だ。  住所がなくなり、まずアコムから連絡が来た。この連載を始めた頃の僕なら電話を無視しているところだったが、今年は全ての電話に出ると決めていた。世間が容認してくれないスピードだとしても、せめて前には進もうと思っている。
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少しだけ山は動いた……
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