日本でも国内プロリーグが展開されている『League of Legends』の公式サイト。運営には吉本興業も参画
MOBAの中心的タイトルとして挙げられるのが、米ライアットゲームズが開発・運営する『League of Legends(LoL)』。2009年にPC向けにサービスが開始され、2016年には月間アクティブプレイヤーが1億人超を記録しています。ちなみにライアットゲームズはテンセントに買収され、2015年に完全子会社となりました。
『LoL』は、eスポーツとして非常に人気があり、毎年秋に行われる世界最強チーム決定戦「League of Legends World Championship」の優勝賞金はなんと200万ドル超。2020年の決勝戦では、1分あたりのオンライン平均視聴者数(AMA)が2180万人に上り、eスポーツ界の最高記録を更新しました。
テンセントは『LoL』を軸にeスポーツに大規模投資を行い、オンラインエンターテイメント産業を巨大ビジネスにする戦略をとっており、『ポケモンユナイト』も『LoL』と同じくeスポーツとしての展開を狙っているのではないかとささやかれています。
4つのキーワードを見てきましたが、ポケモンゲームという枠を越えて、さまざまな思惑が交錯する『ポケモンユナイト』。世界で、日本で、どこまでファンを獲得できるのか。期待のハードルは上がっています。
<文/卯月 鮎>