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峰なゆか×川上奈々美、元AV女優対談。川上奈々美が引退を決意した理由

 2005年に『恋のから騒ぎ』出身女優としてAVデビューを果たし、2009年に引退。その後、代表作に「アラサーちゃん」のヒット作を持つ漫画家となり、現在は『AV女優ちゃん』を連載中の峰なゆかさん。2012年にAVデビューし、俳優やアーティストとしても活動の幅を広げ、本年をもってAV界を引退する川上奈々美さん。「元・AV女優」の肩書きを持った二人の女性が日刊SPA!で初対面にして初対談! 後編は、川上奈々美が引退を決意した経緯を語る。 av1 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます 【前編を読む】⇒峰なゆか×川上奈々美。AV女優は5年で一回息が途絶える

AV業界もどんどん変化している

:私の頃って女優さん同士で連絡とるのNGだったけど今はいいんですね。 川上:そうそう、10年くらい前はダメだったんですよ。マネージャーに一応確認を取るんですが「今はまだやめておこうか」みたいなことはありました。 峰:情報交換させないように、同じ事務所の子同士でも会わせないようにされてましたね。 川上:私はちょうど過渡期を見てきたかな~。SNSが主流になってきた頃に、他のAV女優さんと一緒に写真を撮って載せるとフォロワーが増えることがわかって。「この写真どうやって送ります?」「ラインですかね~交換しますか」って流れになるんです。
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「今の私の優先事項が俳優業だったんです」(川上)

:今はもうギャラもしっかり提示される世の中になってきたし、昔みたいに禁じるメリットがないのかもしれないですね。 川上:いや、でもしっかりしてない女優さんって今でも多いですよ。後輩の女優ちゃんと会って話す機会って増えましたけど、自分がどれだけもらっているのか全く把握してないんですよ。あと、お金が大事って言うのが恥ずかしいみたい。 峰:えっ、でも契約の度に数字はちゃんと見てるわけでしょ。それでも、そんな感じなの? 川上:「そういうことやってたらAVに恨み持っちゃうよ」って言ってます。面倒くさいかもしれないですけど、現実で生きていくにはそれをしないと。いい人と結婚できるならいいけど、できんやろって(笑)。 峰:でも、私も現役時代は辞めたら損するって感覚が大きかったです。だって、引退してもう10年以上経ってるのに「AV出てたくせに」って未だに言われるんですよ。 川上:それは……どういうニュアンスで言われることなんですか? 峰:例えば、SNSで「男ってこうだよね」みたいな男批判をすると、「おまえなんか男の下半身のお世話してたくせに!」とか。お前の下半身のお世話してたのはおまえの右手であって私ではないって思いますけどね。私はAVに出てただけだし、だいたいお前は私のDVDを金出して買ってたのかって話ですよ。 川上:直接その言葉を言われたことはないけど、そういうスタンスの男が多いのはわかります。 峰:私も直接ではなくて、主にSNSですね。1本出てもそういうことを言われるなら、できるだけ出た方がいいだろうと。でも、その限界が私の場合は5年だったんです。結局、1本出たら100本出ても同じって漫画にも描きました。結局、100本も出てませんけど。 川上:私も一緒の考えです。粘膜が大丈夫なら何百本でも出ます。結局、長く出られるかどうかってそこなんですよ。 峰:そうそう。鉄の粘膜と体力。私なんて撮影のあとは毎回のように熱出して寝込んでましたもん。でも、体力がある人は、その後もジムに行くとか言いはじめるんですよね。 川上:根っから持ってるものなんでしょうね。

川上奈々美が引退を決意した理由

峰:引退のきっかけは、ご結婚とかですか? 川上:違います! 単純に私の優先事項が俳優業だったんですよ。今まで俳優業、AV、ストリップを並行してやって「天下とれるだろ」と思ってたんです。でも、いろいろ世の中をわかった時に、一旦切らないといけないのかなって。でも、今のAVは反社とかそういう世界ではないことは言っておきたい。 峰:私も今日、川上さんの所属事務所に来て、全然オラオラしてないマネージャーでびっくりしたんですよ。薬剤師かな?ってくらい真面目そうで。本棚にもブレイディみかこさんの本が置いてあるし(笑)。 川上:やっぱり業界が変わってきてるんですよ。流れが早いのもしょうがないと思う世界でしたけど、時代に順応しないといけない。これからは、女優さんが賢くなっていくでしょうから、もっと大変になっていくんじゃないかと思います。私も最初はおバカな子と思われてましたけど、人って成長していくものだから。女優さん自身も交渉もしていかないといけませんよね。私もその一環として個人事務所を立ち上げていて、この仕事はこっちで、その仕事はそちらで、みたいにしている状態です。 峰:川上さんはストリップのステージにも立ってますよね。そちらも引退ですか? 川上:はい。7月に引退公演を行います。ストリップは所作のためにやっていた部分が大きいんですよ。 峰:私も一度、ロック座を見に行ったことがあるんですが、美しい~ありがてぇ~ってなっちゃいました(笑)。10年に一回しか見せてもらえない仏像を見て心が浄化された気持ちで帰りました。 川上:私が初めて見た時は、ショックしかなかったんですよ。出演する前に連れて行かれて「え? なんでここまでやるの?」ってなりました。その当時は、アンダーグラウンドの生々しい綺麗さに耐性がなかったんでしょうね。本当はそれが現実であり、カッコよさでもあるんですが。 峰:ぶっちゃけ、ストリップをやるメリットって何ですか? 大変なのにギャラが安いって聞いたことがあるんですけど。 川上:踊るのが好きだからですよ。そこで魅了させてお客さんと分かち合える、あの感動が好きだからじゃないかな。 峰:私も現役時代に別に何も貰えないけどブログを書き続けていたら、サブカルっぽいAV女優がいるってことになって文章の仕事が入ったりしたこともあるんですよ。お金じゃなくて、何かしらに繋がる可能性がある……そんな感じ? 川上:自己プロデュース能力が芽生えるという意味では、近いかもしれませんね。あと、踊り子業界は楽屋が厳しいので、まともじゃない子がまともになって、普通の仕事できるようになったというのはありますね。 峰:更生させてる(笑)! AV女優って基本的にどこでもチヤホヤされるじゃないですか。ストリップだと芸事なので、先輩のお姐さんがいるからピシっとなるんですね。 川上:そう。そこまでちゃんとしてくれる場所だから、今じゃ女の子から人気あるんですよね。自分から「やりたい」って子が多いんです。5年くらい前までは、どうしても仕事なくなった子がやるものというイメージがあったんですが、今はそうじゃなくなってきましたよ。ストリップは、どれだけお客さんを魅了できるかできないかの世界。踊りが美味いかとかではなく、沸かせるかどうか。ヘタであっても、その子が一生懸命やって魂が伝わればファンがつくんです。 峰:私、「ストリップに出るならAV1本出た方が儲かるんじゃない?」って思ってたんですよ。でも今の話を聞いてたら、そうやってモチベーションを高めることで、またAVに出られるという部分もあるのかなって。 川上:まさに私はそれでしたね。ストリッパー引退するのが嫌ですもん。 峰:わかる気がします。AVって別にお客さんの前でやるものではないですからね。道端とか仕事でたまに男性から「お世話になってます」と言われても、それが「AV見ましたよ」の意味なのか社会人的な定型文の「お世話になってます」なのか。判別がつかない時がある(笑)。
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差別があっても「自分は自分」と胸をはっていく
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AV女優ちゃん2

『アラサーちゃん』の峰なゆかが描く渾身の自伝的漫画第2巻!

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