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「自信」は「結果」と「あるもの」でできている

自覚が重要

 心の世界は「自覚」がとても重要です。もし仮に「無駄だった」「無意味だった」という烙印を自分で押してしまうと、そのことにまつわる全てを否定しまいがちになります。そのせいで人は本来持っていいはずの自信を失ってしまいます。  私がその相談者に提案したアドバイスは「人間関係がこじれる前の楽しかった頃を思い出すこと」でした。ちょうど実家に帰省するタイミングだったので、純粋な気持ちでその競技を楽しめていた頃を思い出してもらうために、子供の頃に通っていた近所の教室に訪問してもらいました。  プロを目指して長年続けていれば、その中で様々な経験をしています。その経験にはポジティブなものも、ネガティヴなものも含まれています。自信を持つために大切なのは、ポジティブな経験をピックアップして眺めることです。  はじめて自分が点を決めたときのこと。はじめて自分が勝ったときのこと。そのときの相手の表情や周りの反応。そうした一つ一つの人間関係を意識することで、私たち心構えを作ることができます。だからこそ「自信=結果+人間関係」なのです。  もちろんいきなり「すべてが最高だった」とはならないかもしれません。しかし、「決して無駄ではなかった」「あの頃の自分があったから、今の自分がいるんだ」と認めることはできます。それが自分に対する自信の芽生えです。  もし自信を持てずに悩んでいるのなら、自分の過去に焦点を当て直してみて下さい。過去を振り返る習慣がない人ほど得るものがあるはずです。 佐々木
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

人生を変えるマインドレコーディング

人はなぜ続けることができないのか? 続けるには「信念」が必要だ!

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