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新型アクアも‟隠れフェラーリ458イタリア”なのか? 首都高で検証

ヤリスよりちょっと大きくて室内が広い

オートクラブ そんなトヨタが、国内専用車として日本人のために開発したのが、新型アクアなのだ。そのポジショニングは、ヤリスよりちょっと大きくて室内が広いハイブリッド専用車。つまりニッポンの国民車だ!  ヤリスは、「毒をもって毒(EU)を制す」と言わんばかりの毒虫顔だが、アクアのデザインはキープコンセプト。一見平凡だが、真後ろから見るとフランス車のようなエスプリがあり、見れば見るほど悪くない。インテリアも、超ダサかった初代に比べると劇的に上質になった。  では、走りはどうか?

首都高で燃費アタック

 ハイブリッドシステムは、ヤリスのそれとほぼ同じ。ボディが40㎏重い分、燃費ではわずかに劣るが、乗り心地はヤリスよりしなやかで上質。首都高では、コーナーを攻めるほどに安定感が増し、先代の「隠れフェラーリ458イタリア」の素性を受け継いでいた。 オートクラブ 首都高で燃費アタックを試みたところ、燃費に不利な4WD(E-F our)モデルで、リッター33.9㎞をマークした。FFモデルならこの1割増し、リッター38㎞近くいくだろう。私はかつて、ヤリスハイブリッドでリッター38.8㎞を叩き出しているが、それとほぼ同レベル! もはや欧州製インチキプラグインハイブリッドたちは、ヤリスやアクアの背中も見えまい。
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駐車がドヘタな人のために…
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