カーライフ

新型アクアも‟隠れフェラーリ458イタリア”なのか? 首都高で検証

新型アクアは、悪の結社に立ち向かう、正義の電動車だ!

オートクラブ

TOYOTA NEW AQUA

10年ぶりにフルモデルチェンジを果たしたトヨタのハイブリッドカー・アクアのキャッチコピーは「いい。AQUA」。いつでも誰にでもいいクルマってことなんですが、その中身たるや、すべてのクルマを電気自動車(EV)にし、ハイブリッドカーすら亡き者にしようとしている悪の結社への対抗心がメラメラであります。そんな新型アクアはどこがスゴイのか? 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます 永福ランプ(清水草一)=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信(流し撮り職人)=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

見た目はあまり変わりませんが……

 10年ぶりにアクアが新型になった! 待ってたぜ! とコーフンしている者はあまりいないだろうが、クルマの超絶グルメである私は、密かにコーフンしている。  思い起こせば10年前、ディーラー一番乗りでオレンジ色の初代アクアを予約・購入し、4年半愛した私なのだから!
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先代アクア

 10年前アクアは、「腹が減ったので、コンビニおにぎりを3個買って食べました」というようなクルマと見なされていたが、実は低重心でシャープなハンドリングを持っており、クルマの超絶グルメである私をして、「まるでフェラーリ458イタリアのようだ!」と言わしめた。  と言っても、ほとんどのアクアオーナーはフェラーリに乗ったことがないので、その価値を知らない。頂点を知らなければ、普及品の隠れた美点も認識できないのである。
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トヨタに対する評価は激変
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