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東京五輪で活躍した日本プロ野球の助っ人外国人。その活躍度をデータで読み解く

元NPB選手も2人が参加

 元NPB選手2人にも触れよう。元中日のラウル・バルデスは2015年から2017年の3年間NPBで投げ、通算17勝24敗、防御率3.49と一定の成績は残していた。五輪では2試合先発し3戦目の韓国戦では5回1/3を1失点で勝ち投手の権利はあったが9回逆転で試合は敗戦。3位決定戦で先発し4回0/3で5失点、敗戦の危機だったがメルセデスのロングリリーフとチームの打力に助けられ逆転した流れだ。  もう1人の元NPB選手はホアン・フランシスコ2015年に巨人で5試合のみ、打率.167という成績のみならず、不振ながら様々なエピソードに溢れた選手だった。だが今回の五輪では通算打率.208ながら4番を努め、3位決定戦ではホームランを放つなど大会通じて2本のホームランなど長打を放ち、その陽気な姿で「思い出した」ファンも多かっただろう。

メダルの色はNPB選手数で決まった!?

 他の3チームには元NPB選手が2チーム所属していた。 ●メキシコ ペーニャ(元広島) ナバーロ(元阪神) メネセス(元オリックス) ソリス(元DeNA) ●韓国 オ・スンファン(元阪神) ●イスラエル NPB選手0人  阪神で抑えの切り札だったオ・スンファンなど、懐かしさを感じられたのも今回の五輪で思い出となっただろう。後半戦が始まり、プロ野球はさらに盛り上がっていくところだが、五輪で戦った外国人選手たちと友に残りのシーズンがさらに熱を帯びていくことに期待したい。 文/佐藤永記
公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。
Twitter:@signalright
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