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中田翔の移籍はどう影響する?プロ野球、秋の最新戦力図はこうなる

逆転優勝に向けてソフトバンクは手を打ったのか?

ソフトバンク  ソフトバンクは支配下枠が69人で空き枠は1枠。8月15日にコリン・レイ投手が退団しての1枠空きであり、つい最近まで70人枠フルで埋まっていた。多くの育成選手を抱えている球団なので育成からの昇格は可能性が残る。一旦70人で枠を埋めていたことを考えると、枠を埋めても良いと考えていれば逆転優勝へもう1手打つ可能性は残る。 ロッテ  ロッテの支配下枠は68人で空き枠は2枠。巨人に次いで開幕後の入退団数の合計が多く、一見意欲的に見えるのだが、ここに清田育宏の契約解除が含まれているので、現実的には69人のはずだったシーズンである。外野手が減っている状況ではあるが、そこまで大きく外野手で困ってる状況でもないことと、他の野手ポジションで大きな穴が空いているわけでもないので補強があるなら投手なのだが…… 西武  西武の支配下枠は67人と3枠の空き。8月に日本ハムとの2対2のトレードを成立させ、投手を1人増やす形となっており、育成からも投手を5月に1人昇格させるなど投手力の確保に意欲的ではある。ただ、投手を増やすトレードは期限ギリギリでは相当難易度が高そう。投手数だけなら37人と最多の支配下数である広島が相手候補になるのだが……来年から育成選手数を増やす計画も噂されているため相手が受けてくれれば1手は打ちたいところだ。

中田翔を放出した日ハムは補強必須なのだが……

楽天  楽天の支配下枠は69人と空きは1枠だけ。8月中盤からオリックスと差がつきはじめていることを考えると補強したいのは打線のほうなのだが、炭谷獲得で捕手が8人と飽和気味で編成数バランスが数字上はあまりよくない。鈴木大地や浅村栄斗などFA組のもう1段上の奮起を待つ形になりそうで、補強よりも現有戦力での上積みが基本線か。 日本ハム  今シーズン沈んでしまっている日本ハムの支配下枠は67人で空き枠は3。中田翔放出で枠自体は空いているが、すでに先に紹介した西武との2対2のトレードなど、手は動かしており、これ以上の意欲があるならすでに動いているはずだろう。数字上は補強をすべきところだが…… オリックス  首位オリックスの支配下枠は67人と空き枠は3。ただし、5月にディクソンが、8月にロメロが退団しての数字でその分、スパークマン・ラベロを途中入団させており、コロナ禍で外国人のシーズン途中補強が難しそうな中で獲得するなど「打つ手はもう打っている」という印象で、これからの補強は「もう必要ない」のかもしれない。だが、今年こそチャンスと意欲が高い状態ならばダメ押しの補強も辞さないかもしれない。  可能性は筆者の考えではあるが、空き枠をもとにシーズンの終盤戦に向けて駆け込みトレードなどを妄想してみるのも楽しいかもしれない。 文/佐藤永記
公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。
Twitter:@signalright
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