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阪神、広島、オリックス。日本一早いストーブリーグを予想する

外国人最多の阪神はどうなるか?

 開幕では支配下69人、育成8人でスタートした阪神。前半は首位だったが後半は巨人とヤクルトと競る形になり、そこに踏みとどまれるかの上位争いを演じているところだ。今シーズンの阪神における編成で特徴的だったのは12球団最多となる外国人8人体制で開幕したことだろう。昨年も8人で戦っており、最近の阪神は外国人も競争になっている。ウラを返せば阪神は外国人選手への依存度が高く、シーズン成績への貢献比率は高い。

高齢化問題が阪神の悩みのタネか

 来シーズンへの課題は選手の高齢化だ。日本人選手でも30歳以上が9人おり、活躍できていないと現在支配下枠は69人と満員スレスレなため戦力外筆頭になりそうである。昨年も支配下枠がパンパンななか、戦力外をドラフト分との入れ替えのみで済ませており、例年緊急補強の余裕はない。  育成は年によって多かったり少なかったりするが、結局開幕時に支配下枠がほぼ埋まっているため昇格可能性はよくて1人であることが多いのだが、例年1人以上は必ず支配下に昇格させており、そのへんはきちんと競争が生まれているようだ。 文/佐藤永記
公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。
Twitter:@signalright
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