恋愛・結婚

小室友里「女性と話が続かない男」が覚えるべき会話のテンプレート

4W1Hで話しかける

小室友里 なかなか手厳しいアドバイスだが、「仕事では経験済み」と言われると、納得せざるを得ない。では、女性と話すときの2つ目の極意とは。 「ビジネスマナーの基本は『5W1H【Who(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)】とされていますが、恋愛では【Why(なぜ)】は極力使わず、4W1Hで話しかけるよう意識してください。 『なぜ?』という問いかけはお相手の核心に迫る質問なので、関係が浅いお相手に聞くと圧をかけることになります。たとえば初対面のお相手から、『なぜ婚活しているんですか?』と聞かれたら驚き、返答に困ると思います。『なぜ?』は、信頼関係が構築できてから使うようにしてください」

質問は“やわらかい話題”から

 小室氏によると、“やわらかい話題”を質問すると、話が膨らみやすくなるとのこと。代表的なテンプレートは以下となる。 □動物は好きですか? □休日はどういうふうにすごしていますか? □好きなスポーツはありますか? (スポーツ好きではないなら)好きなスポーツを観戦することはありますか? □(お茶ではなく食事の場であれば)ほかに好きな食べ物はありますか?  いずれもYESかNOでは答えられない、心理学で「オープン・クエスチョン」と呼ばれている形式で、会話が広がりやすいとのこと。小室氏は、「インタビュアーになったつもりで話を聞いていきましょう」と言うが、それでも初対面だと訪れてしまうかもしれない沈黙。そんなときは、どうしたらいいのか。 「沈黙しそうになるとすぐ次の話を出す男性がいますが、あせる必要はありません。『無言になっちゃったね』と、笑いに変えてしまえばいいのです。その後、『話したいことはいっぱいあるんだけど、ドキドキしちゃってうまく話せないよ』と一言つけ加えれば、お相手は『私にドキドキしてくれている』と、好印象を持ちます。  ほかには、『ちょっとごめんね。1件仕事のメールを打たせて』と、スマホを見る手もあります。この間に女性も次の会話のネタを探したり、一息ついて食事をするタイミングをつくることができます。  沈黙をよい『間』に変えるテクニックがあれば、無闇に恐れる必要はありません」
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女性の“OKサイン”とは
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うちの・さくら。フリーインタビュアー、ライター。2004年からフリーライターとして活動開始。これまでのインタビュー人数は3800人以上(対象年齢は12歳から80歳)。俳優、ミュージシャン、芸人など第一線で活躍する著名人やビジネス、医療、経済や一般人まで幅広く取材・執筆。趣味はドラマと映画鑑賞、読書

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