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遂にミッドナイト・ボートレースが開催。最終レース発走時間や概要を徹底解説

コアなボートファンにもうれしい17時開始

ナイターレース

ミッドナイト開催は無観客で行われることになっているという。これは競輪、オートレースも同じで、深夜開催は基本的に無観客となっている 写真はナイターレースが行われているボートレース蒲郡 撮影/渡辺秀之

 しかし、最終レースが22時前というのは競輪やオートレースが23時過ぎまで開催しているのと比較すると若干早く終えてしまう。まだまだ始めたてなのもあり、モーター音に関する問題など、今後、日程や時間を拡大していく期待を持ちたいところだ。  そして実は17時に始まるということは、多くのボートレースで開催される日中開催とはリレーする形となる。10時台〜16時台が標準的な日中開催の時間帯なのだが、これをリレースする形で17時から始まるので、レース場2つをじっくり集中して楽しみたいコアなボートレースファンにとっても朗報なスケジュールともいえよう。  とにかく待ち遠しいミッドナイトボートレースの初回は10月20日から6日間の下関。忘れずにチェックしておいてほしい。

これからの公営競技は手を取り合って協力したほうがよい

 10月20日からボートレースでミッドナイト・深夜開催が始まる。最終レースは22時前と、まだ先に深夜開催を始めた競輪やオートレースと比較すると早い最終レースとなるのだが、ネット販売でいずれの公営競技も売り上げが伸び、好調な公営競技界も深夜時間帯に3競技が入り乱れる激戦となることになり、穿った見方をすれば戦国時代でギャンブラー顧客の奪い合いが始まったように見える。  だが現実はそうなってはいない。モーニングと呼ばれる早朝時間のレースはボートレースが先駆けて導入し、現在競輪やオートレースでも始まっているが、いずれも売り上げを伸ばしており、「顧客の喰い合い」とは程遠い。  さらに昔を見ると地方競馬の大井競馬場が日本初のナイター開催を始めたのはもう35年前になる1986年である。そして現在、どの競技でもナイターは当たり前にやっている。もはや、他競技のファンの奪い合いなどという議論は意味を成さないのだ。
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これからも成長が見込める公営競技
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公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。
Twitter:@signalright

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