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巨人、楽天は大ナタ大量解雇が避けられず、補強ポイントが埋まれば日ハムの来季は若手が躍動するか

圧倒的若さの日本ハムは順位ほど悪くない

ボールパーク

北海道北広島市に建設中のファイターズの新たな本拠地。新球場移転を前に来季はどんな編成で臨むのか

 今シーズンはずっと下位に沈んだ日本ハム。中田翔選手の問題もあり、明るい話題が少ないように見えるところだが、10月4日終了時点でチーム防御率は3.45、ソフトバンクと同様、12球団最少タイの支配下投手数32人であることを考えると、そこまで悲観する状況でもない。斎藤佑樹投手の引退もあり、投手の数はまだ増やせる状況なので今オフにどう「仕上げるか」とまで言えるかもしれない。  問題は打線だ。チーム打率.229、本塁打65はともに12球団最下位。セ・リーグの中日と並び課題が得点能力であることは明らかである。だが、野手最高齢が39歳のコーチ兼任・鶴岡慎也捕手であることを除くと次はトレードで西武から加入した32歳の木村文紀選手となるくらい、野手の年齢は若い。  最高齢だけではなく、24歳以下の選手が過半数という点を考えると、多くのチームでは「成長段階」の年齢である選手が多く、「若すぎる」と捉えるか「伸びしろ」と捉えるかはファンにおまかせしよう。

中田放出は正解だった!?

 8月20日に中田翔選手を放出してからチームの成績は16勝14敗7分(10月4日終了時点)とまずまず。課題がチームの空気だったのならば、問題発覚後の即放出は正解だったといえなくもない。  新球場は2023年からで、札幌ドームでのシーズンは残り1年あまり。目指すところが「そこ」であるならば、面白いと個人的には感じている。
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必勝体制だった楽天は大量解雇必至か
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公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。
Twitter:@signalright

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