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箱根駅伝を10倍楽しく見る方法。駒大監督「男だろ!」の檄は今年も飛ぶのか

 2022年1月2、3日に開催される第98回箱根駅伝。新年早々に行われる大学駅伝のビッグイベントということもあり、世間からの関心は高いが、中には「まったく興味がない」人もいるようだ。
箱根駅伝

画像は、「東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト」より

 そのような人にとっては、知らない選手が何時間も走る光景を見続けるのは中々大変なことだろう。しかし、「他に観る番組もないし、なんとなくつけっぱなしにしている」なんて話も聞いたことがある。  今回は、箱根駅伝ファン歴20年(うち、現地観戦は10年)の筆者が、箱根駅伝に興味がない人たちでも観戦を楽しめるよう、注目すべきポイントを紹介したいと思う。

1.駒澤&青学の2強を脅かすダークホースチームの台頭

 第98回箱根駅伝は、1万メートル上位10人の平均記録がトップの駒澤大学、16人の登録メンバー全員が1万メートル28分台と、圧倒的な戦力を誇る青山学院大学が優勢と考えられる。だが、順当に進まないのが箱根駅伝だ。  青山学院大学や東海大学、駒澤大学が有力視されていた2021年開催の第97回大会では、大方の予想を覆す走りで創価大学が躍進を見せ往路優勝。続く復路でも、最終区間の10区までトップを独走する形となったのだ。  駅伝マニアの筆者のもとには当時、駅伝に興味のない知人らから多くのLINEが届いた。 「なんで創価が先頭にいるの?」と。  そのため、今大会の優勝候補でもある駒澤大学、青山学院大学の2校以外で、自分が注目するチームを押さえておくのはどうだろう。  特に、最初の勝負の分かれ目は1区である。ここで有力校が出遅れ、一方であまり注目されていなかった大学の選手が快走する場面はよく目にする。その流れのまま、2区、3区といい形で襷が繋がるケースも珍しくない。反対に、1区で遅れをとった有力校は悪い流れを断ち切れないままずるずると中位辺りに留まり、浮上のきっかけを掴めないなんてこともあるのだ。  ちなみに、今大会で筆者が注目している第三勢力は、創価大学と順天堂大学で、両校は初日の往路をうまく走ることができれば、優勝争いに加われると思っている。

2.同名の外国人ランナー、ヴィンセントvsヴィンセント

 箱根駅伝の名物のひとつが留学生ランナーであるが、今大会で最も注目したいのがイエゴン・ヴィンセント(東京国際大)だ。  彼は現在3年生だが、近年躍動する東京国際大のエースであり、1年生の頃から箱根駅伝に出場。3区と2区で2年連続区間新記録をマークしている。歴代最強留学生との呼び声も高いのだ。  実は、ヴィンセントという選手はもう一人いる。国士舘大学4年のライモイ・ヴィンセントである。彼もまた、エースとして同大学を引っ張り、箱根駅伝では3年連続でエース区間の華の2区を走っている。  そんな両者は今大会、共に2区への出走が濃厚とされており、ヴィンセント対決が観れる可能性が非常に高い。2021年の箱根駅伝でもこの対決が行われ、軍配はイエゴン・ヴィンセント(東京国際大)に上がった。だが、ライモイ・ヴィンセント(国士舘大)はイエゴンをライバル視しているし、そう簡単に勝ちを譲らないだろう。  両者が同じくらいの位置で襷を受け取ればかなり面白くなるが、そうでなくてもどちらが良いタイムで2区を走りきるのか? の点だけでも一見の価値はあるはずだ。
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大八木監督の檄「男だろ!」
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学生スポーツ、野球、旅行、麺類を愛するライター。福岡ソフトバンクホークス・井上朋也の大ファン
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