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“ある言葉”を使ってコンペ勝率30%増⁉コロナでも好業績企業の「営業の秘密」

「コロナ禍で各社が『どう営業したらいいんだ?』と苦しんだはずです。しかし、そのなかでも売り上げが好調の企業がある。その違いはどこかと言えば、これまでの常識をリセットして、営業のやり方をイチから工夫できたかどうかです」  そう話すのは、営業代行会社セレブリックスの今井晶也氏だ。今井氏が所属するセレブリックスは、これまで1100社1万2000商材の営業代行や営業コンサルを手掛けてきた会社だ。同社の営業メソッドをまとめた著書『Sales is 科学的に[成果をコントロールする]営業術』も昨年発売されて、こちらも話題作になった。  そんな業界の垣根を超えて営業活動を行ってきたセレブリックスが、3月17日に「Japan Sales Collection2022」(以下JSC)というオンラインイベントを開催する。「営業について『わかる・味わう・高め合う』」というコンセプトだが、営業マンにとって最も有益そうなポイントは、ずばり「コロナ禍でも絶好調だった会社のやり方を“覗き見”できる」という部分だ。 「JSCは一言で言うと、『営業チームの日本一を決める大会』です。営業という行為をエンターテインメントにして、視聴者にわかりやすくタメになる形で発信したい。全2日間のうち1日目は、予選を勝ち抜いた4社によるコンテストですが、この内容はコンテストと言うよりも“実演セミナー”のようなものです。考えてみてください。普段は知りえない『コロナ禍でも絶好調な営業の秘訣』を、本人たち自ら、どうやっているのか詳しく解説してくれるんです。何かしら自社の営業改善に活かせるはずです」

セレブリックスの今井晶也氏

営業マンではなくユーザーが商品を売る?

 決勝に進出した企業は、弁護士ドットコム、LayerX、マネーフォワード、ユームテクノロジージャパンの4社だ。各社はそれぞれ、「コロナ禍でも業績が伸びている理由がある」という。 「例えばとある予選出場企業は、商談のときに“とある言葉”を言うようにしただけで、コンペ勝率が30%上がったそうです。別の企業はコロナ禍で競争が激化した中で、営業マンが売るのではなくユーザーが他のユーザーに売る『コミュニティセールス』という新しい仕組みを作ったという話も斬新でした。それぞれの企業の創意工夫と仕組みをどう作ったのかなど、このコンテストでは“再現性のある工夫”に、とことん焦点をあてていきます」  コンテストの審査員には、『無敗営業』で知られるTORiX株式会社の高橋浩一氏、ビジネスYouTuberの宋世羅氏など、その他業界の話題な著名人が顔を揃える。 また、2日目は営業界の有識者や旬なゲストを招き、トークセッションを開催。総合格闘家の青木真也氏、GOの三浦崇宏氏ら、総勢16人による豪華なスペシャルトークが用意されているという。オンライン参加の予約開始から1週間で1000人超の申し込みがあったのも納得だ。 「こういった営業イベントを主催する裏には、『営業職の地位をもっと向上させたい』という思いがあります。営業=泥臭くてキツイ仕事ではなく、新時代の営業とは専門知識を持つプロフェッショナルが行う、カッコイイ仕事なんだというメッセージを発したいと思います」  コロナ禍でも業績を伸ばす秘訣を知り、一歩抜け出したい営業マンにとっては貴重な機会になることだろう。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
株式会社セレブリックスの執行役員マーケティング本部長として、コーポレートブランディング、事業企画、マーケティング、営業領域を管掌。また、セールスエバンジェリストの肩書で、主に法人営業と新規営業における、セールスモデルの研究、開発、講演を行う。Twitter/@M_imai_CEREBRIX

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