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悪質ルーレット族を一網打尽。最新の移動式オービス、一般ドライバーが巻き添えを食わない方法は

全国で本格稼働する移動式オービス

阪神高速道路1号環状線に設置された移動式オービス専用の取り付け装置(撮影時にはオービスが搭載されていなかった)

【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます 可搬式速度違反自動取締り装置(通称・移動式オービス)が埼玉県警で本格稼働してから今年で6年。全国47都道府県内でも一部の県警にのみ採用されていた移動式オービスも、今では全国津々浦々の都道府県警察で本格稼働している。 移動式オービスの当初の設置目的は、「生活道路の安全対策」。 ゾーン30や渋滞回避で生活道を駆け抜けていく悪質ドライバーを対象に、低速時の速度違反を取り締まる目的として導入されたのだが、コロナ禍で交通量が減ったこともあり、高速道路をサーキット代わりに走るドライバー対策として「首都高高速都心環状線 C1」「阪神高速道路 1号環状線」などの取り締まりにも頻繁に使われるようになった。

移動式オービスの最新4機種

道路交通法を順守する人には問題のないことに思えるが、人間である以上「うっかり違反」からは逃れられない。周りの走行速度に合わせていた結果、移動式オービスに取り締まられてしまった普通のドライバーもいることだろう。 そんな状況にならないために昔から販売され続けている「レーダー探知機」はうっかり速度超過をした時でも警告して知らせてくれるので安心して運転できるのだが、リアルタイム更新はなく、古い機種では最新の移動式オービスに対応することが不可能となっている。 主に取り締まりに使われている移動式オービスは、レーザー測定方式を採用した東京航空計器の「LSM-300」「LSM-300k」「LSM-310」。Kバンドレーダー測定方式を採用したセンシスの「MSSS」

最新のレーダー方式「Kバンド」に対応したスウェーデン製の「MSSS」

旧型の半固定式レーザー探知機「LSM-300K」

首都高で頻繁に目撃される「LSM-300」

最新型レーザーオービス「LSM-310」は細かく分解できるので持ち運び性能に優れている

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最新機種に対応するレーダー探知機は?
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テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク

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