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ノートPCに外付けGPUを導入した結果、高性能デスクトップと同じ性能に

外付けGPUの導入方法

外付けGPUボックスをノートパソコンに繋いでいる

外付けGPU

 ここからは、外付けGPUの導入方法などについてお伝えしたいと思います。  ビデオカードは、本来パソコン内部にあるマザーボードにさして使うものですから、数年前まで「外付けのGPU」などという発想はありませんでした。それがなぜ、マザーボードに直接ささなくても使えるようになったかというと、Thunderbolt3という伝達規格が登場したからです。  Thunderbolt3では、機器を最大40Gbpsでつなぐことが可能。この伝達速度であれば、ビデオカードを外付けするということができるわけです。さらに、Thunderbolt3では、40Gbpsという高速伝達をしながら、機器を充電するということも可能。つまり、充電ケーブルのような細い線を1つ差せば、外部GPUだけでなく、外付け機器すべてをつなぐことができてしまうのです。  そうなると、線を1本つなぐだけで、ノートパソコンがデスクトップPCに早変わり。こういった装置は、ドッキングステーションとして販売されていますが、外付けGPUボックスはそれを兼ねているといえます。

どこで買えば良いのか

 そんな外付けGPUですが、まだあまりメジャーではないため、売られている姿をあまりみかけません。私は、あまり外付けGPUボックスの仕組みに詳しくなかったので、先日、20年ぶりに秋葉原の実店舗に買い物に行ってきました。ただ、秋葉原でも、外付けGPUボックスを扱う店は数店舗しかありませんでした。  例えば、ドスパラといった有名店で「外付けGPUボックスありますか?」と聞いても、「取り扱いがないから、ツクモやパソコン工房さんに行ってください」といわれたほど。結局、実物を展示していたのは私が探した限りツクモだけでした。  そして、店員さんに外付けGPUについて聞くと、いま出ている商品は基本的には、そのメーカーのノートパソコン専用に作られたモノで、他社製品との接続は保証外ということ。保証外ではあるものの、繋げないわけではないということだったので、私はRazer製の外付けGPUボックスを購入。そして、別の階に移動して、そのボックス内に収まるビデオカードを店員さんに選んでもらいました。  これらは別々の商品であるため、家に持ち帰り次第、外付けGPUボックスの中に、ビデオカードをさす必要があります。なお、費用ですが、外付けGPUボックスが約5万円。ビデオカードが約4万円。合計9万円でした。ただ、この外付けGPUボックスとビデオカードは、ノートパソコンを買い替えても使い続けることが可能です。
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動作の不安定を改善する設定方法
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