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日向坂46メンバーも「これは見せていいのかな…?」と困惑。ドキュメンタリー映画が描く彼女たちのリアル

ドキュメンタリー映画『希望と絶望 その涙を誰も知らない』が公開中の日向坂46。 本作では、今年3月に開催した念願の東京ドーム公演までの2年間に密着しているが、コロナ禍での活動制限やメンバーの離脱など、さまざまな壁にぶつかり葛藤する彼女たちの姿もリアルに映し出している。 そんなトップアイドルの「日なた」と「日陰」が描かれた作品を1期生の潮紗理菜、東村芽依、高本彩花の3人はどう感じたのか。そして、新たに見えてきたという日向坂46の課題とは――。 DMA-_MG_0307_re

「自分の存在意義はなんだろう」と思った

――映画を見た感想から教えてください。 潮 素直に「これは見せていいものなのかな……」って思いました。わりと私たちは裏側の部分をあまり見せないように、どんなにつらいことがあってもファンの方に元気を届けたいっていう思いを持ってステージ立っていたので。すごく不安になりました。 東村 うん。メンバーたちがインタビューされていることは知っていたけど、内容まではわからなかったから「この子はあのときにこう思ってたんだ」って始めて知ったことは多かったかな。 高本 たしかに。私たちも映画を通して初めて知ったことも多かったです。 DMA-_MG_0281――特に印象に残っているシーンはありますか? 東村 コロナ禍はリモートでのライブを続けていたんですけど、去年3月(デビュー2周年記念の)ひな誕祭のときに、“おひさま”(ファンの愛称)が久しぶりに会場に来てくださって。700人と再会できたライブのことは強く心に残っています。 潮 抽象的になってしまうけど、おひさまの皆さんと会えなくて離れてしまっていた日向坂46がたくさん映っていて、私たちも同じようにツラくて、もどかしい気持ちを抱えながら活動していたっていうことを感じてもらえると思いました。この映画を通じてグッと気持ちが繋がるというか、なんだか救われた気がしました。あれだけ苦しかった時間を共有できて、「頑張って本当によかった」って思えたから。 ――無観客の配信ライブの裏側も描かれていて、どこからでも見れるので視聴者から便利だと思う反面、メンバーたちは目の前に人がいない状態で歌って踊ることで、「何のためにやっているんだろう」と気持ちが追い詰められてしまっていたことには驚きました。 潮 やっぱりポジティブに発信していかないといけないですけど、映画のなかで描かれているようなことも心のどこかにありました。もちろん配信ライブの良いところもあります。でも、極端なことを言ったら、カメラに抜かれている以外は棒立ちでも変わらないというか、自分の存在意義はなんだろうって。有観客のライブだったら目の前にお客さんがいてくれたら、その方に向けて届けることできるんですけど。 高本 最初の配信ライブはすべてが初めてで新鮮だったし、面白いなって思えたんです。でも配信だと通常のライブと違って、お芝居的な要素だったり、今までやってきたライブとは違うなと。そういう違和感が積み重なってきたときは苦しかったですし、なにを目指して、どう頑張ればいいのかがわからない状態だったと思います。 ――心も体も限界で後輩メンバーが体調を崩して離脱してしまう場面もありましたね。 高本 私も気づかない間に倒れていたことがあって。 潮 あったよね。 高本 映っていないところで、ほかにも倒れてるメンバーがいました。そのときのライブでは、自分が倒れないためにはどうするのかで必死で、人のことまで考えられないぐらい余裕はなかったですね。

東京ドームで完全燃焼しそうだった

DMA-_MG_0239――そんな苦しかった時期を経験したからこそ、夢の東京ドームの舞台に立ったときの心境はどうでしたか。 東村 ライブのリハーサルで初めて東京ドームに行ったときに、「すごく広いな~」って感じて。本番を迎えて客席が埋まっているなか、ステージに出た瞬間に「はぁぁ、すごい!!」って。今までに感じたことがないぐらい感動しました。普段はライブとかで緊張しないんですけど、そのときはすごく緊張しました。本当にすごい空間でした。 潮 本当にここまでこれたんだなって。ライブはいつも楽しいんですけど、東京ドーム公演はそれに加えて感慨深かったです。コロナ感染の影響で2年以上も待ってくれて、変わらずに応援していただいて、ここに連れてきてくださったおひさまのみなさんに感謝の気持ちでいっぱいでした。 高本 私はライブとかで、東京ドームにはよく行ってたんですよ。客席側からの景色だとステージが遠く見えるのに、ステージから見る客席はすごく近く感じるんです。それが不思議でした。いまだに自分が東京ドームのステージに立ったことが信じられなくて、すごい幸せな経験ができたんだなって。私の人生の宝物です、東京ドームの2日間。 ――東京ドームが終わって完全燃焼しませんでした? 東村 「夢が叶ったんだな」っていう思いはあったよね。 高本 終わって完全燃焼しそうだったんですけど、ライブの最後にまなふぃ(高瀬愛奈)が「ライブで声が出せるようになってまた戻ってきたい」って話して、「あ、そうだよ!」って思いました(笑)。 潮 正直、そういう気持ちになったメンバーは多いと思うよね。でも冷静になったときに、ひよたん(濱岸ひより)がコロナで一緒にステージに立てなくて、すごく悲しんでいたもの知ってるし、(小坂)菜緒ちゃんも完全復帰ではなかったから。これから新しいメンバーも入ってくるから、よりパワーアップした日向坂で東京ドーム完全版みたいなライブをやりたいなって思いました。 高本 それから新国立競技場でライブをやってみたいっていう話もしていて、実現できたら嬉しいです。 ――映画のなかでは、渡邉美穂さんの卒業にも触れられていました。あらためて初めて経験した後輩の卒業に思うことはありますか。 潮 すごく寂しいですけど、夢があるって本当に素敵なことですよね。夢を追いかけてる美穂は本当にカッコいいし、自分を信じてまっすぐ輝き続けてほしいなって思います。 特に美穂はグループを裏でまとめてくれていたメンバーだったし、先輩と後輩の架け橋になっていたから感謝の気持ちが大きいんです。だからこそ、これからは自分のやりたいことをやってほしいなって心から思っています。
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