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2130万円が差し押さえ…人気漫画家を襲った“悪夢”「問い合わせても電話がつながらない」

問い合わせたくても電話がつながらない

ある日突然、差し押さえが実行されるわけではない。ドラゴン氏のもとに届いた封書の中には、“差押予告通知書”もあったと思われる。 「確認を怠った僕が悪いのはもちろんですが、やはり差し押さえを結構する前に、一言でもいいので電話をかけてほしかった、という思いはあります。いま車中泊で全国を旅行する連載(『ヤンマガWeb』で連載中の『今夜は車内でおやすみなさい』)をしていることもありますし、長いこと郵便物を確認できない状態もざらにあります。また、今日も朝から(24日現在)年金事務所に問い合わせの電話をかけているのですが、一向につながらず、モヤモヤしたままです」  延滞金も含めて、実際にいくら払うことになるかは確認中とのことだ。 「いくらになるかやきもきしたままでいるのも精神衛生上よくないので、お金はなくなったものだと割り切って、引き続き日本一周の旅は続けていきます」 日本年金機構は、平成26年度から特に強制徴収の取組を強化し、令和元年の差し押さえ実施件数は2万590件にものぼる。もとより、公的年金の納付は法律で定められた国民の義務だ。年金制度を好む好まざるとに関わらず、今回のドラゴン氏の件は、決して対岸の火事ではないということを肝に命じておきたい。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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