BTS・ジンの入隊発表。日本人には理解しづらい韓国人の“兵役逃れアレルギー”
兵役逃れがバレて社会復帰できなかった例も
政府としても、この世論調査は大きな意味を持っていたはずだ。「こうした国民の声が挙がっている以上、BTSも軍隊に入れるしかない」という一種の免罪符を手に入れたのである。ここでさらに「もう少し待って、様子を見てみましょうか」などと言い出したら免除反対派から総スカンを食らうことは間違いないだろう。 「おそらく(所属事務所の)HYBEやJINも同じ考えだったんじゃないですか。世論調査の結果を見て、『これはもう行くしかないな』と踏ん切りがついたのでしょう。ここでゴネるよりは、2年間我慢したほうが長期的には得策だと考えるでしょうから。実際、過去には兵役逃れがバレて社会復帰できなくなった芸能人もいますし。いずれにせよ韓国人にとっては極めてデリケートな問題だから、そのへんの温度感は慎重に見極めたはずです」(ピョ氏)
「全員で平等に兵役に就くべし」という世論
出版社勤務を経て、フリーのライター/編集者に。エンタメ誌、週刊誌、女性誌、各種Web媒体などで執筆をおこなう。芸能を中心に、貧困や社会問題などの取材も得意としている。著書に『韓流エンタメ日本侵攻戦略』(扶桑社新書)、『アイドルに捧げた青春 アップアップガールズ(仮)の真実』(竹書房)。
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