昨今はインフレが話題になっていますが、歴史的にインフレ率は一度落ち着いても、再度、インフレ率が上がることが度々あります。つまり、インフレは長期化する可能性があります。そのインフレに対抗できる代表的な資産は株式なのですが、インフレが長期化するということは高金利が長期化することを意味しています。 　金利と株式のPERはシーソーの関係なので、今後は数年間にわたって株式が低成長に陥る可能性があります。 　それでも物価は上昇し、私たちの生活は圧迫されます。このような時代に金融資産だけに目を向けるのではなく、人的資産を今一度、見直してみる必要があると思います。自己投資して収入を増やすのが、インフレ時代の生活を凌ぐ良い手段です。 　もしも現金が余れば、株式に投資するのもひとつの方法だと思います。読者の皆様も金融資産のポートフォリオだけでなく、改めて収入のポートフォリオを見直して頂ければと思います。 ＜文／山口貴大（ライオン兄さん）＞金融・起業のマネースクール『Financial Free College』代表。SNSでは「ライオン兄さん」名義で活動。ネット関連会社などにて、8年間のサラリーマン勤務をするが独立。金融・起業の書籍をむさぼり読みつつ、サービス業関連会社を興し、2018年に売却、その売却益を米国株を中心に運用し、経済的自由を獲得した。同スクールは、「投資家が推奨するお金のスクール」、「未経験から学べるお金のスクール」、「結果が見込めるお金のスクール」の3冠を取得（日本マーケティングリサーチ機構調べ）。2021年10月4日（証券投資の日）に「資産運用をしよう」という言葉をTik Tokで世界一広めてギネス認定される。YouTubeチャンネル「ライオン兄さんの米国株FIREが最強」を運営。著書に『年収300万円FIRE　貯金ゼロから７年でセミリタイアする「お金の増やし方」』（KADOKAWA）がある。