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チャンピオンズカップ攻略のカギは地方レースにあり! 競馬の達人が徹底解説

今週はダートの話題が盛りだくさん

競馬

今年の帝王賞は、道中で捲りが入る先行馬には厳しい展開。メイショウハリオが見事に差し切りを決めた 
写真/橋本健

 現在、地方競馬が非常に盛り上がりを見せています。ウマ娘とのコラボ開催や、高知競馬で行われる一発逆転ファイナルレースなど、中央とは違うバラエティーに富んだ企画が各場で盛んに行われています。その結果もあり、2021年の売り上げは前年比の108.9%に上昇。  また、11月28日にJRAより全日本的なダート競走の体系整備が発表されました。地方が主体となり、3歳ダートの三冠競走の設立やさきたま杯のJpn1昇格。その他にも施行時期や距離の変更など、ダート路線のさらなる充実を予感させる多くの見直しがなされ、筆者としても今後のダート競馬がさらに楽しみになりました。  そして今週末は、そんなダート競馬の大一番チャンピオンズカップが開催されます。2022年のダート馬ナンバー1を決めるレース。ただ、芝のレースと比べてダートは地方で大きなレースも多いですよね。そこで今回の記事では、注目すべき地方ダートレースをピックアップして解説していきたいと思います。

帝王賞/展開を味方にメイショウハリオが勝利!

 最初に取り上げるのは帝王賞です。上半期の古馬中距離ダート路線の最高峰のレースで、今年も有力馬が多数参戦しました。中でも注目はテーオーケインズ前年のチャンピオンズカップを6馬身差で圧勝し、前走の平安ステークスも完勝。その名の通り現ダート界の「帝王」であり、帝王賞でも1.5倍の人気を集めました。  レースはオーヴェルニュが逃げ、クリンチャーが2番手。テーオーケインズは3番手と好位で競馬を進めましたが、向こう正面でスワーヴアラミスが捲り、一気にペースアップ。6ハロン目に11.4秒と速いラップが刻まれ、この区間で動かされたのがテーオーケインズら先行馬でした。  結果的にハイペースに巻き込まれなかったメイショウハリオが直線で抜け出し勝利。2着チュウワウィザード、3着オメガパフュームも後方で競馬を進めていた馬でした。テーオーケインズは4着に敗れましたが、先行した馬の中では最先着。負けて強しと言えるレース内容だったのは間違いないでしょう。
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