ルヴァンスレーヴはアーモンドアイ並に堅いのか!?/GⅠチャンピオンズカップ
アーモンドアイが2分20秒6という世界レコードで圧勝したジャパンカップ。その衝撃から1週間、今週も注目の3歳馬が出走する。チャンピオンズカップで恐らく1番人気になるその馬こそ、ルヴァンスレーヴだ。
このルヴァンスレーヴ、芝とダートとフィールドこそ異なるもののアーモンドアイと共通点が多い。まず、同じ社台系ひと口クラブ出身の3歳馬ということ。アーモンドアイはシルクレーシング、ルヴァンスレーヴはG1レーシングの所属馬だ。
さらに、ともにデビュー以来1度しか負けていない点も似ている。アーモンドアイはデビュー戦で追い込み届かずの不覚をとったが、以後は連戦連勝。ルヴァンスレーヴもデビュー4戦目で初めて土がついたが、その後は負け知らずだ。いずれも早い段階で敗戦を喫しているが、その悔しさを糧に、その後の大舞台ではまったく隙を見せていない。
ルヴァンスレーヴはアーモンドどころか枝豆?
このように共通点の多い両馬。では、先週のアーモンドアイ並に今週のルヴァンスも堅いのだろうか?
そこで気になるのは、両馬のレースぶりの違いだ。アーモンドアイは当初こそ派手な追い込み勝ちもあったが、ジャパンカップのように距離が延びればスッとスタートを決めて位置を取ることができ、折り合いも自在だ。
一方、ルヴァンスレーヴはスタートに課題がある。春の大一番、ジャパンダートダービーでは出遅れて後方からの競馬。そこからマクリを打って差し切るという、かなり派手な内容で勝利している。
ここで忘れてならないのが、『派手な競馬は危うさと表裏一体』ということだ。
豪快な追い込みやマクリといった競馬は、展開や不利など常に不発のリスクを伴い、再現性が低い。こういった競馬で連戦連勝をできるのは、ディープインパクトのような歴史的名馬に限られてくる。
ということで、結論から言おう。
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