更新日:2023年02月24日 11:53
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流行語に「知らんけど」がトップ10入り。なぜ関西弁は全国的に好まれるのか

メディア露出の差も影響している

 とはいえ、博多弁や東北弁など、さまざまな方言がある。関西弁以外の方言もポピュラーになりつつある流れとして、「やはりメディア露出が年々著しく、お笑い番組や朝ドラなどでも関西弁は耳にします。関西弁ほど他の方言がポピュラーにならない要因として、メディアへの露出量に決定的な差があるのかもしれません」と話す。 「また、“もともと関西弁だった言葉”が共通語として使われるケースも増えるのではないでしょうか。というのも、私は90年代のはじめに『めっちゃ』や『チャリ(自転車)』といった言葉について観察していたのですが、当時は大阪市大正区の中高生が主に使用していました。  それから30年以上が経過した現在、これらの言葉は関西に留まらず全国的に使用されています。もはや関西弁が関西弁と認識されずに使用される光景は珍しくなくなるかもしれません」  関西弁をメディアで触れる機会が増えれば、 近い将来「知らんけど」を標準語として認識する人が増えていくかもしれない。 取材・文/望月悠木
フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。Twitter:@mochizukiyuuki
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