“キッズアイドル撮影会”のおぞましい実態。親は「良かれと思って…」
ビキニを着用した幼女やソフトクリームを食べている女児を激写するなど、過激なサービスが行われているキッズアイドル撮影会。性的に消費され続ける少女たちの現状に迫った。
実際にキッズアイドル撮影会はどんな現状になっているのか、確認するべく記者は「#撮影会」でTwitterを検索。参加を申し込むと、すぐに免許証の提出を求められた。
撮影会当日、集合場所に指定された郊外のショッピングモールに現れたのは、小学1年生の素朴な女の子と40代と思しき父親。料金の6000円を受け取ると、父親はこう話した。
「娘は歌やダンスが好きなんですが、人見知りで……。人前に立つことに慣れるために、芸能活動をさせているんです」
その口調からはお金目的でやっているようには思えず、どちらかというと習い事の一環と捉えている節がある。すると背後から主催者側の女性が現れる。
「ご新規さんなので、最初の10分は私も同伴させてもらいますね」
免許証の提出もそうだが、YouTuberの突撃や世間の批判に晒されているからか、イベント側はかなりの厳戒態勢だ。
さらに刺激的なイベントが開かれているとの噂を聞きつけ、東京・渋谷の宮下公園で行われた一対一の撮影会にも潜入してみた。
モデルは中学1年生の女子で太ももあたりまでのショートパンツ姿。あどけない顔には、バッチリと化粧が施されている。話を聞くと「撮影はほとんどしないで、40分二人きりでしゃべっているだけのこともある」という。レンタル彼女のような役割で利用する人もいるのかもしれない。
取材を終えると、記者の携帯電話が鳴る。潜入取材を察知した主催者の抗議だった。
「ウチのモデルにいろいろ嗅ぎ回ってたらしいな。お前週刊誌だろ? 騙し討ちは困るんだよ! ロリコンが犯罪であるかのような記事を書かれたら、誤解を招く。〈中略〉ウチはそもそもカネ儲けでやっていない。フリーでやってるヤツのほうがヤバいだろ!」
しかしこの撮影会は一日に6人のアイドルがそれぞれ9つの枠で撮影に応じている。年頃の女の子が一日に9人の成人男性の相手をするストレスが心配される。
度重なる突撃や批判に、警戒感が増す撮影会
中学1年生の少女が一日9人の成人男性を相手に
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