更新日:2024年10月24日 12:51
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“キッズアイドル撮影会”のおぞましい実態。親は「良かれと思って…」

キッズアイドル撮影会の暴走になぜママは加担するのか

キッズアイドル親たちはなぜここまでの惨状を止められないのか。現役キッズモデルの母である山本真美さん(仮名・34歳)はこう語る。 「今の業界は『SNSでどれだけの影響力を持っているのか』が超重要。有名イベントのオーディションやコンテストの書類審査でも各SNSのフォロワー数を記入する欄があり、そこが合否の分かれ目になる。だから親が率先して露出が多い衣装を着させたり、際どいポージングをさせたりした画像をTwitterで発信する。フォロワー数を増やすことが娘の幸せに繋がると信じている人が多い」 これだけでも少女たちに多大な悪影響をもたらしそうだが、母親たちの暴走は子供たちの性格の上書きにまで及ぶ。 「キッズモデルのSNSのアカウントは母親が管理している場合も多く、男性ファンへのメッセージでハートの絵文字を連発したり、あたかもモデル自身が甘えているような口調でメッセージを送ったり、まるでキャバ嬢のような娘像をつくっているんです」

時代錯誤なプロ意識を持つママたち

ここまで過激な方向へ暴走してしまう理由には、“ママ”ならではの事情もある。 「『体を張って当たり前』みたいな時代錯誤なプロ意識を持つ人が中心になってママ友グループをつくりがち。こうなると他の人たちも『自分も娘を頑張らせないと!』って正常な判断ができなくなる」 子を思うばかりに判断が麻痺し、毒親になってしまう実情があるようだ。
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現在の規制では守れない子供たちの存在
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