エンタメ

「9歳長男の自己肯定感を育みたい」41歳男性に、笑い飯・哲夫が勧めた“子どもとの接し方”

9年連続でM-1の決勝ラウンドに進出し、’10年にM-1王者に輝いた実力派芸人、笑い飯の哲夫。小・中学生向け学習塾の経営者としての顔も持つ彼が、令和ニッポンの教育について考え、悩める親たちの相談に答えていく新連載が開始!

早生まれの長男の「自己肯定感」を育みたい

子育て

写真はイメージです(以下同)

相談者◉41歳男性・会社員(妻、長男9歳) 今年9歳になる長男は早生まれ。周りに比べると身長も頭ひとつ分小さく、学習能力もコミュニケーション能力も後れを取っていると感じます。小さなことで言うとちょうちょ結びがなかなかできなかったり……。本人も焦りがあるようで、周りと同じようにできないと癇癪を起こしてしまう傾向があるのも心配です。 先日、3年続けている剣道の大会を観にいったら、周りの子に「〇〇くんはできないから」とみそっかす扱いを受けており、親としてとてもショックでした。わざわざカネを払って失敗体験をさせるのはバカらしいとも感じました。 時間が解決する問題かもしれませんが、なんとか子供に自己肯定感を育んでもらうにはどうしたらいいでしょうか。

哲夫のアンサー

まず、お金を払って失敗を体験させてあげるのは、とても有意義なお金の使い方だと思いますので、その点はご了承くださいますようよろしくお願いします。 子どものとき、家の手伝いなどで何かしらの楽をかましていると、「若い時分の苦労みたいなもん買うてでもせなあかんのや」と、よく叱られました。不条理な説法だとそのころは嘆いていましたが、今となってはその通りだと思っています。 若い時こそ苦難にぶつかって知恵を習得するべきだし、その知恵を生かしてゆくゆく社会で羽ばたけるわけですからね。羽ばたくために苦労をお金で買うとなれば、そのお金は大人から子供への先行投資といえるはずです。子供たちがよりよい大人になるための投資こそ正しい資産運用ではないでしょうか。
次のページ
とことんまでやらせるのも学習
1
2
おすすめ記事
ハッシュタグ