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キタサンブラックやハーツクライ産駒だけじゃない! 牡馬クラシック路線で注目すべき‟未完の大器5頭”

主役不在。混戦模様の3歳牡馬クラシック路線

競馬

父譲りのスタミナと成長力で、今後の飛躍が大いに期待されているタスティエーラ 
写真/橋本健

 いよいよ3歳クラシック戦線の足音が聞こえてくる時期になりました。もっとも、今年は牝馬路線こそリバティアイランドという主役がいるものの、牡馬路線は大混戦模様。レースを重ねるたびに主役が現れては消えるような状況が続いており、皐月賞と同舞台で行われた昨年暮れのホープフルSも、単勝14番人気のドゥラエレーデが制し3連単246万馬券という超大波乱になりました。  現状はこれといった主役がいない状況ですが、だからこそ穴党にとってはビッグチャンス。というわけで、今回は牡馬クラシック路線で覚えておくべき“未完の大器”を5頭ピックアップしました。さっそくお送りしましょう。

現役最強馬イクイノックスに酷似したプロフィールに注目!

 1頭目はスキルヴィング。まだ3戦2勝、重賞出走歴のない馬ですが、父はキタサンブラック、そして木村厩舎所属というエリートホースです。木村厩舎所属のキタサンブラック産駒といえば昨年の皐月賞と日本ダービーを2着、さらに天皇賞(秋)と有馬記念を制したイクイノックスと同じ。  スキルヴィングも大型馬ながらレースセンスに秀でたところは父キタサンブラック譲りで、2戦目の未勝利戦を完勝、3戦目のゆりかもめ賞では切れ味の違いであっという間に後続を3馬身突き放して連勝を飾りました。実績ではまだ見劣る上に、今後賞金の上積みが必須となりますが、上手くいけばダービー戦線に乗ってきそうな好素材です。
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キングズレインの長く使える末脚はダービー向き
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