恋愛コーチのMARIMOさん(中央)、広告代理店で働くアヤコさん(左)、フリーランスで働くユカさん
出会いの場としてすっかり定着している「マッチングアプリ」。気になる異性とつながれるチャンスは多いものの、ライバルが増えているため、男性はなかなかマッチングできないという声も聞く。マッチングアプリ迷子の男性が女性に選ばれるのは、どのようなアプローチが必要なのだろうか。
そこで今回は、マッチングアプリを使って過去6人の彼氏ができて現在も1人と交際中という
アヤコさん(仮名20代)、有名なマッチングアプリはひと通り使ってきたが今も彼氏募集中という
ユカさん(仮名30代)。
そして、異性から好感度抜群の “モテ撮” が得意で年間撮影960人以上を誇る、
“モテ撮クリエイター”のMARIMOさんを交えた、マッチングアプリに精通した女性3名に「女性がいいねしたくなる男性の写真とプロフィール文」について激論を交わしてもらった。
男女ともマッチングアプリは「写真を重視」!
MARIMOさん。プロの恋愛コーチとして、マッチングアプリで使用する写真の撮影やプロフィール文の添削などを行なう。マッチングアプリ写真の撮影は年間960人以上
――そもそもアヤコさんとユカさんは、今までどのようなマッチングアプリを使って、何人の男性と出会ってきましたか?
ユカ:私は「Tinder(ティンダー)」「Pairs(ペアーズ)」を筆頭に有名なマッチングアプリはひと通り登録しています。「Pairs」「with(ウィズ)」は真剣に恋人を探している人が多いイメージだったので、この2つで合計3人の男性とデートをしました。ただ、デートがすごく苦手で……お互いに探り合いで終わってしまうことが多く、そのあと交際にたどり着いたことはありません。
アヤコ:私は今まで十数人とデートをして、その中から6人とは実際に付き合いました。今も1人と交際中です。イケメン狙いというわけではないのですが、好きなタイプの顔じゃないと好きになれないので、見た目重視の「Tinder」を使っています。
ユカ:たしかに、「Tinder」はイケメンが多かったです。その分、チャラい印象もありますが。
MARIMO:男女とも、顔写真を重視する人はやはり多いかもしれませんね。
ユカ:まず写真に興味を持たれないと、スタート地点にも立てないんじゃないかな。
自撮りはどんなイケメンでもNG!
「メインの写真は、顔がはっきりわかるものがいい」という点でユカさん、アヤコさんの意見が一致
MARIMO:1枚目(メイン)は、どんな写真だといいねしたくなくなりますか?
ユカ:私は、顔はあんまり気にしないです。今までマッチングアプリで出会った人も、見た目の系統はバラバラでした。それよりも趣味が合う写真かどうかを大事にしています。サウナ、旅行、猫が好きなので、関連した写真が入っていると、いいねしたくなります。
MARIMO:逆に、これは嫌だなと思う写真はありますか?
ユカ:女性とうつっていたであろうに、そこだけ切り取られていたり、明らかにデート先で撮っただろうと思われる写真は嫌です!
アヤコ:自撮りだと、どんなイケメンでもいいとは思わないですね。トイレで撮った自撮りや洗面所で筋肉を映した自撮りなどが入っていると、もったいないな……と感じます。
ユカ:タワマンのエレベーターっぽい鏡にうつした自撮りとか!(笑)
写真は2枚目以降も必ずチェックする
「今付き合っている彼もTinderで出会ったのですが、顔写真が決め手でした。まずは写真を見て興味を持ってから、プロフィール文を読みます」(アヤコさん)
――ちなみに、ユカさんとアヤコさんはメイン以外の写真もチェックしていますか?
ユカ:必ずチェックしています! 先ほども言ったように趣味に関連する写真がないかをチェックします。そもそもの写真が1、2枚だと判断材料が少なくて、なかなかいいねしづらいですね。
アヤコ:私は、映画観賞やボードゲームが好きなので、イケメンの男性で、これらの写真があったら即座にいいねします。反対に、バイクやフィギュアのコレクションなど男の趣味全開だと「付き合った後、一緒に楽しめなさそう」と思いますね。
ユカ:それで言うと、高級寿司屋とか高級車、高級腕時計の写真も、まったく興味を持てません。何アピールなの、って感じですね。
MARIMO:お金持ちアピールの写真はあからさま過ぎると引いてしまいますよね。やはり男性がいいと思うものと女性がいいと思うものはまったく違うんだなと感じます。
男性の写真がイマイチな理由は?
「わがままを言うと、マッチの後のメッセージも、テンプレだけでなく、『おしゃれですね』『飼っている猫かわいいですね』など、私のプロフィールに関連する一言が入っているとうれしいです」(ユカさん)
――MARIMOさんは恋活・婚活のお悩み解決サービス「NOVIO」で恋愛コーチとして活躍していますが、どんなアドバイスをすることが多いですか?
MARIMO:これまで多くの「マッチングアプリ迷子」の男性のコンサルをしてきたのですが、お二人の指摘は、どれも図星で耳が痛いです(笑)。ただ、プロフィール文ではイマイチなのに、実際にお会いすると素敵な男性はたくさんいます。そうなってしまうのは「男性が自分の写真を撮る機会が少ない」ことに尽きます。そもそもスマホにある自分がうつった写真の枚数が少ないんです。
実際にMARIMOさんが撮影した写真(右)。自撮り写真との差は歴然!
アヤコ:確かに、マッチングアプリなのに10年以上前の写真を使っている人がいました。
MARIMO:都内に住んでいる方を撮影させてもらうときは、表参道や新宿などのカフェや街の中で、女性にいいなと思ってもらえる表情や背景を意識して撮っています。シャイな方も多いので、人通りの少ない道沿いや百貨店の屋上を使ったり、すぐ撮影するのではなく、コミュニケーションを取ってお互いに打ち解けてから撮影に臨んでいます。
ユカ:男性って基本、撮られることに慣れてないですからね。
MARIMO:また、年齢によって「好まれる写真」というのは異なるので、20〜30代はカジュアルなスマートフォンで、40〜50代はしっかりした印象が出る一眼レフと、使い分けて撮影しています。実際、撮影した方のなかには「東カレデート」でバラランキング1位になった30代男性もいますよ。
プロフィールが長文すぎると読まない
MARIMO:そして、写真の次に重要なのがプロフィールで、恋愛観や結婚観などもできる限り自己開示してほしいですね。マッチングアプリでのトラブルを避けるためにも、なるべく詳細に書いて、あらかじめ相手がどんな人か見極められるようにすることをおすすめしています。経歴の書き方や文章の長さなどに、誠実さが表れるんです。
ユカ:ただ、プロフィールが長すぎると「読む側に対して考慮がないな」と思って、途中で読むのをやめてしまうかも。あと、「友だちに薦められて始めました」とか「使い方がよく分かりません」などの言い訳は、プライドが高そうと思ってしまいます。
アヤコ:別に言い訳はいらないですよね。「おばあちゃんに薦められて始めました」とネタっぽく書いている人もたまにいますが、普通にスベっている(笑)。
MARIMO:もし男性の読者にアドバイスをするとしたら、プロフィールは「スマホ1スクロールで終わらせる文量で」「余計なことは書かない」「読み手のことを考えた思いやりのある内容」を意識するといいかもしれません。
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女性はいろんなアプローチが来る一方、男性はなかなか出会いの難易度が高いマッチングアプリ。異性と出会えずに苦戦している人は、MARIMOさんをはじめとする婚活の最前線で活躍する女性コーチたちのアドバイスを気軽にもらえる「
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<取材・文/橋本岬 撮影/星亘>
<提供/KADOKAWA>
IT企業の広報兼フリーライター。元レースクイーン。よく書くテーマはキャリアや女性の働き方など。好きなお酒はレモンサワーです