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最新のベンツCクラスに乗ってみてわかった長所と5つの欠点

Cクラスの良さ

中央の大画面はテレビの視聴がもっともメリットがあると感じた

中央の大画面はテレビの視聴がもっともメリットがあると感じた

 今では、AクラスファミリーやBクラスなど、Cクラスよりも下のグレードがあるメルセデスベンツですが、かつて「Cクラスが最もエントリー」だった時代、「ベンツを買うならEクラス以上でしょ?」とかなどと揶揄されていたことがあります。  しかし、そのようにいわれていた時代のCクラス含め、歴代Cクラスは非常に良くできており、買う価値があるとても良いクルマだと思います。私は、これまで、自分のクルマ、家族のクルマ、友人のクルマや代車等、AクラスからSクラスまで様々なベンツに乗ったことがありますが、Cクラスは世代問わず「よくできている」と感じます。  Cクラスは、不思議とベンツの「味」が凝縮されているような感覚があり、どの世代に乗っても「良い」と思わせてくれる魅力があると思うのです。  今回のW206型も、前作であるW205をさらに良くした感覚があり、日本車のような扱いやすさの中に、ドイツ車のしっかり感をうちに秘めている、という感覚でした。「現行Cクラスは良いクルマか?」と言われたら、「良い」という答えになるでしょう。

欠点1 煽られる

 ここまで、現行Cクラスを褒めてきたわけですが、ここからはダメなところを羅列していきたいと思います。基本は良くできているものの、「ここがダメ」という箇所がいくつかあったので、それらを以下にまとめました。  近頃のベンツは、一目見ただけで、どのクラスなのか分かりづらい傾向があります。現行Cクラスは、一見するとCよりも下のクラスに見えるようで、特定のドライバーからナメられてしまうようでした。    私が急ぎ目で運転していた際、トラックの前に入ったらパッシングされるなど、同じことをSクラスでやったら経験しないようなことをされてしまいました。意地悪してくるドライバーは、中年男性が多いといえますが、彼らは「自分よりも下」と感じる車種に意地悪するという傾向があるようです。これまで、多種多様な車種を運転した私は、同じ運転をしても大衆車だと意地悪されるのに、大型高級車だと意地悪されないという経験があります。  そういった意地悪ドライバーから見た今回のCクラスの判定は、どうやら「ナメてかかる見た目」らしく、意地悪されたのが残念でした。新車価格600万円もする高級車ながら、道路上でのカーストはあまり高くないというのは、お得感が弱いといえます。
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