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「パーカーを脱がせたら裸だった」空港保安検査員が遭遇した迷惑客たち

 航空機の安全な運航には欠かせない空港の保安検査。禁止されている刃物や可燃物などの持ち込みがないかをチェックするわけだが、お客の中には係員に文句を言ったりして悪態をつく者も少なくない。
空港 金属探知機

写真はイメージです

手荷物の再検査に激怒し、保安検査員を恫喝

 保安検査場の職員たちは、こうした乗客にも仕事柄慣れているが、「立場上、毅然とした態度は取りますがやっぱりキツかったですね」と本音を明かしたのは数年前まで空港の保安検査員として働いていた山田恭二さん(仮名・40歳)。  X線検査機に通しても荷物の中身が見えにくいこともあり、その場合は乗客立ち合いのもと、直接中身を見せてもらうことになっている。しかし、これに納得がいかない者もおり、なかには職員に対して暴言を吐くこともあるという。 「ほとんどの方は協力的ですし、少しイラッとしているように見えてもその程度なら我々も気になりません。でも、『早くしろ! こっちは急いでるんだ!』など高圧的な口調で迫ってくる人もいます」

「自分で開けろ」と上から目線で…

 印象に残っているのは、仕事を辞める1年ほど前に遭遇した50歳くらいのビジネスマン風の男性。最初は同じレーンにいた若い女性職員が対応していたがスーツケースを開けてもらうように頼んだところ、「自分で開けろ」と上から目線の口調で言ってきたとか。  そして、不審物がないことを確認してスーツケースを閉めようとした際、小分けされた衣類などの荷物の位置がズレたことに「ちゃんと元に戻せ!」と検査場内に響く大きな声で言ってきたそうだ。
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やむを得ず警察を呼ぶことに
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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