ライフ

小4の長男がイヤイヤながら塾、中学受験にノリ気でない夫…勉強をしたくない子どもだからこそ中学受験をさせるべきと、ひろゆきが考える理由

仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。 どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。
ひろゆき氏2

ひろゆき氏

中学受験にノリ気でない夫を説得する言葉

小学4年生の長男に中学受験を勧めているが、夫はノリ気ではない様子。子どもはイヤイヤながら塾に通っているが、夫は「受験に失敗して挫折を味わわせたくない」と言いつつ、ホンネではお金がもったいないと思っているような気がする。もっと協力的にさせる言葉は?

「子どもの意見を尊重」は偽善。合理的に考えれば受験すべき

 子どもに私立を受験させるかどうかで夫婦の意見が割れるのはよくある話のようです。それぞれに意見はあるでしょうが、結局は子どもの頭のよさ次第という身も蓋もない話になったりします。  中学受験を否定する際によく挙げられるのが、お金の問題です。塾代もかかりますし、いざ私立に入ったら公立に比べて学費も高い。ただ、コストが高いか安いかは家庭によってモノサシが違うので、一概にどちらがいいとは言いきれません。  むしろ一番の問題は、子どもが受験にノリ気ではないことを「意見を尊重して」と、あたかもいいことのように主張することです。本当に子どもの意見を尊重するなら、宿題はやらなくていいし、朝起きたくないときは学校に行かなくていいし、授業も出たくなければサボってよくなりますよね。  僕が知らないだけかもしれませんが、勉強が大好きで自ら勉強ばかりしている子どもを見たことがないのです。仮にノリノリで勉強する子どもなら、勝手に勉強して公立の学校からでも国立大学に合格できるはずなので、わざわざ私立に行かせて学歴に下駄を履かせる必要はありません。そもそも本当に頭のいい子なら、公立だろうが私立だろうが、はたまた高校中退でも社会に出て生きていけると思います。  要するに、イヤイヤ塾に通うような勉強をしたくない子どもだからこそ、「早めにエスカレーター式で大学まで通えるところに入れてしまおう」と考えるのは、実は合理的なわけです。
次のページ
「合理的な判断として受験させたい」
1
2
西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし

賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし

仕事やプライベートで言葉に困ったとき…ひろゆきなら、こう言う!
50のシチュエーション別に超具体的な「言い換え術」を伝授。


ざんねんなインターネット

日本のインターネット上で起こる様々な炎上事件や犯罪行為をどう見てきたのか? 満を持して出す、本気の「インターネット批評本」!


僕が親ならこう育てるね

2ちゃんねる創設者・ひろゆき氏の新刊は“教育&子育て論” ※本の著者印税は、児童養護施設へのパソコン寄贈に充てられます。


記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ