取引先にタメ口、恫喝…暴走する“スクールカースト上位”の同級生を謝罪させるまで
学校やクラスにおける生徒のポジションを示すスクールカースト。明るい性格でコミュ力高めの陽キャの多くはカースト上位のグループだが、反対に下位にランク付けされるのが内気であまり目立たない陰キャと呼ばれる生徒たち。
これによって学校生活が大きく左右されるといっても過言ではないが、就職すれば学生時代のスクールカーストが上か下かなんて関係ない。しかし、なかにはそれが大人になっても通用すると勘違いしている者もいるようだ。
機械メーカーに勤める大岩真治さん(仮名・39歳)は、喜怒哀楽を出すのがあまり得意ではなく口数も少なめ。中学時代は家でゲームやアニメを観て過ごすことが多く、部活も文化部だったことから周りからはオタク扱いされていたという。
「当時は陰キャなんて言葉はなかったですけど、おかげでクラスカーストは最下層グループ。今と違って小太り体型だったため、ひどいいじめに遭うまではなかったですけど、一部のクラスメイトからよくバカにされていました」
現在はマラソンが趣味で普段からジム通いをしているだけあって、体型は肥満どころか細マッチョ。地元高専(高等専門学校)からさらに隣県の大学工学部に編入し、卒業後に就職した今の会社も技術力の高さで業界内では有名だ。
30代半ばには課長に昇進した理系エリートだが、中学時代のクラスメイトYは取引先の担当者が大岩さんと知るなり態度を豹変。昔のように上から目線で見下す言動を繰り返してきたという。
「Yは中学時代、私のことを執拗にイジってきた連中のひとり。あいつは当時サッカー部のレギュラーで女子からも人気があり、クラスの中心グループに属するカースト上位のメンバーでした。ただ、嫌なヤツでも大人になって再会したら普通に接してくる連中は多いですが、アイツだけは昔のまま。
私は昔、Yから“デブゴン”って呼ばれていたのですが、打ち合わせで会って早々に『担当者がデブゴンだったなんてビビッて損したわ』ですからね。別にお互い友人同士っでもないのに終始タメ口ですし、ビジネスマナー以前の問題。けど、そんなことをいちいち指摘する気もなれず、言ったところで逆上しかねないと思ってスルーしていましたが心の中ではイライラMAXでした(苦笑)」
バカにされていた学生時代を経て大手に就職
中学時代の同級生が取引先の担当者に
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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