仕事

取引先にタメ口、恫喝…暴走する“スクールカースト上位”の同級生を謝罪させるまで

「発注量を増やすか価格を下げろ!」と無茶ぶり

 しかも、タチが悪かったのは、お互いほかの社員が同席する場合やメールでは普通に接するなど態度を意図的に使い分けていること。その様子に嫌気が差し、会う時は憂鬱で仕方なかったそうだ。  だが、そんなことを知ってか知らずかYはつけ上がる一方。取引においても無理難題を要求するようになっていく。特にひどかったのは「社内での評価を上げたいから発注量を増やすか価格を下げてくれ」というものだ。

恫喝、泣き落としと、なり振り舞わぬ様相

「公私混同も甚だしいし、開いた口が塞がりませんでした。その場ではやんわりと拒否して受け流していたんですけど、『俺の頼みを断るとは偉くなったもんだよな』ですからね。その後も恫喝めいたことをいろいろと言ってくるし、それが通用しないとわかったら今度は泣き落とし。  Yには教えてなかったプライベート用のスマホにまで電話がかかってきて、『俺とお前の仲じゃないか』って。さすがに度が過ぎていると判断し、部長に一連の経緯を説明したうえで判断を仰ぎました」  部長は「それは災難だったね」と苦笑いしつつ、前任者であった彼の上司に連絡。すると、その日のうちにYを連れて2人で謝罪に来たという。
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友人たちからも「お前が悪い!」と総スカン
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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