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「“レディース総長”として有名になる女性」に実は共通していた5つの特徴

②話がうまい(プレゼン能力が高い)

ティーンズロード

写真は、雑誌『ティーンズロード』より

 当時、レディース総長たちのインタビューをしていてよく感じていたことは、「インタビューの質問に対して的確に答える」ということです。 ・なぜレディースを作ったのか? ・何を目指しているのか? ・自分たちはどんなチームなのか?  16~17才くらいの女の子には、ちょっと難しい質問なのかもしれません。これを男の子たちに投げかけてみると、たいていは次のようなざっくりしたコメントが返ってきます。 「喧嘩上等!」 「全国制覇!」 「いつでも来いや!」  いっぽう、彼女たちはチームを立ち上げたきっかけから仲間との友情まで、インタビューする側が驚いてしまうほどわかりやすく答えてくれる子が多かったです。「本当にあなた16才?」と思うことが多々ありました。  集団の中では「言語化力」「発言力」「提案力」などのプレゼン能力を持っていることは非常に大切ですが、それは暴走族においても同様なのかもしれません。この力がチームの統率力にもつながっていることは確かなのではないでしょうか。  当時、私は「彼女たちが将来、企業で働き始めてプレゼン能力を良い方向に活かすことができたとしたら、かなりの戦力になるのでは?」と思ったことを記憶しています。

③彼氏は年下が多い

 これは以前の記事でも書いたのですが、レディース総長たちも当然、恋愛はするわけです。チームの規則としても特定の男性との交際ならば禁じられていないチームがほとんどだったので、彼氏がいる総長も少なくありませんでした。 【過去記事】⇒「“レディース総長”と付き合う男性」に実は共通していた特徴  そして彼氏の話を聞いてみると、かなりの確率で「年下」だったんです。もちろん、同世代や年上の彼氏がいる子もいましたが、私が出会ってきた総長たちの彼氏は断然、年下が多かったです。  偶然なのか必然なのかわかりませんが、チームの頭をはるぐらいなので、気が強いから、という理由も考えられます。  大きな連合チームなどは、各チームの総長が集まり定期的に幹部会などを行ったり、地元で問題や喧嘩が起きると総長が解決に向かったりと、会社でいえば社長のような役割をしなければなりません。  そこでいちいち口を出してくる彼氏ではやりにくく、自分がハンドリングしやすい相手を選んでいるのではないか、と思うことが多々ありました。もちろん、これは私なりの解釈ではありますが……。  ただ実際、総長たちをスタジオに呼んで撮影した時なども、一緒に来た彼氏はスタジオの隅で撮影の様子をじっと見ていることが多く、休憩時間になるとサッとタバコやジュースを差し入れたりしていたことを覚えています。  その姿は大女優のマネージャーのように見えました。
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まさに「男より男前」
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伝説のレディース暴走族雑誌『ティーンズロード』をはじめ、改造車だけを扱うクルマ雑誌『VIP club』や特攻服カタログ『BAMBO』、渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』など、数々の不良系雑誌の編集長を務めて社会現象を起こす。現在は、大洋図書発行の実話誌『実話ナックルズ』のYouTubeチャンネル「ナックルズTV」や、ギャル男雑誌『men’s egg』をWebで復活させたYouTubeチャンネル「men’s egg 公式」のプロデューサーとして活躍中。

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