――自身の経験をもとに、いまの若い人たちに伝えたいことはありますか？ 神田：私は母の「人生長いんだから好きなことやったほうがいい」という言葉を胸にここまでやってきました。だからできるだけ若いうちに、たくさん好きなことをやったほうがいいと思います。 　具体的に言うと30代くらいまでに、ある程度、壁にぶつかることは大事です。そこを乗り越えていったとき、必ず人生にプラスになると思います。「若いときの苦労は買ってでもしろ」「かわいい子には旅をさせろ」という言葉がありますが、あれは本当。経験はお金には代えられないものがありますよ。 　頑張って働いて、失敗して恥かかされて、人生ってその繰り返し。そうやって初めて人の優しさとか、愛情を学んでいくんです。はじめから何の苦労もなく一生食っていけるお金があったら、逆に人生つまんないですよ。 ＜取材・文／はるうらら＞医療従事者として都内総合病院に勤務していたが、もともと興味のあったWebライティング業界に思い切って転身。大手メディアと業務委託契約を結び、時事ネタ・取材をメインに記事を執筆。中には450万PVを達成した記事も。ちなみに国内外問わず旅行が趣味で、アメリカ・オーストラリアで生活をした経験もあるバイリンガル。現在、海外移住計画中