初舞台で初主演を務める中村アン。「ストイック代表」を卒業し、白湯を飲む日々
大学卒業を機に本格的に芸能活動をスタートさせた中村アン。モデルやバラエティ番組で人気を博し、2015年からは女優としても活動。ドラマ『グランメゾン東京』(‘19)、『NICE FLIGHT!』(’22)や、映画『名も無き世界のエンドロール』(‘21)、『マスカレードナイト』(’21)など、多くの話題作に出演し、『DCU~手錠を持ったダイバー~』(’22)では、第4回アジアコンテンツアワード助演女優賞にノミネートされるなど、その存在感をますます高めている。
そんな中村が、このたび舞台に初挑戦。7月1日から9日に六本木・俳優座劇場で上演される『笑ってもいい家』で、ある出来事によって仕事を辞め、都会を離れて同世代の若者たちと共同生活を送る、元カメラマンの主人公・吉澤朱音を演じる。初舞台に臨む現在の心境を聞いた。
――『笑ってもいい家』(7月1日~9日、六本木・俳優座劇場)で、舞台初挑戦にして初主演を務めます。出演が決まったときの率直な気持ちを聞かせていただけますか?
舞台にはずっと興味がありました。ただ、今回は初めてづくしな上に、いきなり主演という大役だったので(オファーを受けるか)とても悩みました。でも、タイミングというのは自分で選べるものではないし、せっかくチャンスをいただけたのでチャレンジしたいと思い、決断しました。
――初舞台で楽しみにしていることは?
詳しくは明かせないんですが、ちょっと家族の在りかたを考えさせられるような物語なんです。私自身、これまでキラキラした世界を演じることが多くて、ずっとヒューマンドラマをやりたいと思っていたので嬉しいです。
TVドラマとは違い、舞台はお客様の前でお芝居することになるので、それが自分にとっては未知の感覚。どんな景色が広がっているのかすごく楽しみにしています。
――舞台は、覚えなければいけないセリフの量も多いですよね。
そうなんですよね。だから、舞台をやっている俳優さんたちに「覚えられるものなんですか?」って聞いたんですが、「大丈夫だよ。だって毎日稽古するから」って言われちゃいました(笑)。
でも、前から発声練習とかをやってみたかったんです。いままで、それが正解かもわからないまま、ただがむしゃらに前に進んできましたが、自分なりにやってきたことで変なクセがついていたり、芝居がワンパターンになったりもしてくるんじゃないかなと思っていて。ちょうど新しいことをしたいタイミングだったので、(舞台に挑戦できることは)すごく嬉しいです。
――客前で演技することも、舞台と映像の大きな違いです。
それで言えば、学生時代の学芸会以来ですから、まずいですよね(笑)。でも、みなさん、お金を払っていただいて足を運んでくれているんだと思うと、すごく責任感がわきますし、力になります。
――初舞台のプレッシャーはないですか?
期間が近づいてきて「やるしかない」って気持ちになってきました。これからの稽古・本番に向けて、あまり考えすぎずに、新しい経験を楽しむ気持ちでやれたらいいなと思っています。
舞台は「新しい経験を楽しむ気持ちで」
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