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初舞台で初主演を務める中村アン。「ストイック代表」を卒業し、白湯を飲む日々

異性に対する理想が「王子様」みたいなとこがある

――異性の好みの変化はちょっと気になります。 私は女子中、女子高、女子大で育ってきたので、異性に対する理想が「王子様」みたいなとこがあるんです。だから、それこそ「かっこいい」みたいな、わかりやすいところばかり見ていた感じはありますね。まあ、いまも外見は見てるんですけど(笑)、自分が思っていたよりも人柄にふれて「楽しいな」とか「優しいな」とか「面白いな」みたいな部分に、魅力を感じるようになってきた気がします。 自分を作り上げてきた環境って、考え方のベースになっていたりもするじゃないですか。最近は、それをぶち壊して行く作業が面白いんです。価値観は出会いによって変化すると思うので、いまは一歩を踏み込む勇気を大事にしています。年齢的にもいつまでも若手の立場ではいられないですから、受け身になってばかりもちょっと違うなと思ったんですよね。 ――舞台は中村さんにとって新たな挑戦だと思いますが、プライベートで挑戦したいと思っていることはありますか? 趣味を持ちたいんですよね。以前はハードなトレーニングが好きで夢中でしたが、どうも「ストイック代表」みたいなイメージになっていたので、今は一旦お休みして、カラダを整えるピラティスなど、しなやかなほうへシフトしました。雰囲気的に柔らかくなったのは、そのことも大きいかもしれないですね。 でも、根本ではやっぱり体を動かすのが好きだから、舞台期間まで毎朝ランニングしてみようかなと考えてるんです。いままで毎日同じことをするのは苦手だったんですけど、自分に何かを課すことでより頑張ろうと思えるので、新しくまた何かをはじめたいなと思って。 ――ルーティンを作ってみるというか。 そうそう! YouTubeにも、モーニングルーティンの動画があるじゃないですか。私、「何これ?」と思ってたんですよ(笑)。でもけっこう大事なんだってことがわかってきたから、いまは白湯を飲む、ビタミンCを摂る、熱めの湯船に浸かることを、毎日頑張ってます。どうしても、衰えを感じることはありますから。 ――年齢を重ねた分だけ、また違う魅力も出てくるんじゃないかと思います。 そうですよね。なので、いまいろんな変化を受け入れているところです(笑)。 ――「変化を受け入れる」という考え方は素晴らしいですよね。 私も「自分だけかも」と思っちゃったりするときがあるけど、やっぱり、それってすべての人に平等に降りかかってくる課題じゃないですか。男性は若いときすごく細かったりするけど、だんだん貫禄がついてきたり。それもいいなと思うんですよ。だから、抗い過ぎないことも大切です。もちろん、開き直っちゃうのはダメだと思いますけどね。 ――開き直ることと、受け入れることは違うと。 うん。変化を受け入れて自分を更新しながら、いい感じに歳をとっていけたらいいなと思っています。私は、苦手なことをやってみることで成長できるのかなと思っているので、あえてそういうふうに行動したりしていますね。
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5年後の40歳をどう迎えたい?
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