ニュース

「何が入っているか知らずに配り回っている人も」大麻の“手押し”をする男が語った闇バイトの実情

「名義人代行」独居老人の名義を闇バイトが代行…

最新[闇バイトのヤバい]手口

身寄りがなく部屋を借りにくい独身高齢者に、闇バイトが甘い声で転居を促す

 中国出身で、都内で不動産会社を営むA(女性・42歳)は、「独居老人に賃貸物件を仲介する事業がおいしい」と打ち明ける。 「配偶者に先立たれて、持ち家を持て余す独居老人が増えています。彼らを、バリアフリーや見守りサービスを謳って高齢者向けアパート、終のすみかへと誘うのです。相場より3割高い家賃を提示しても、喜んで契約してくれますよ。  問題は、高齢者に部屋を貸し渋る物件のオーナーが多いということ。僅かな年金とアルバイトで生計をたてる65歳以上の高齢者は、保証会社の審査にも通りませんからね」  そこで欠かせないのが、闇バイトの存在だ。高齢者の代わりに闇バイト人の名義で、保証会社への加入や賃貸契約を済ませる。オーナーと顔合わせが必要なら、闇バイト自らオーナーの元へと赴き、立ち会うという。 「闇バイトへの報酬は、8万円の部屋なら、5万~10万円といったところです」

不動産業界でも重宝される「闇バイト」

最新[闇バイトのヤバい]手口

ガチ中華ブームで、上野などの中華街でぼったくりバーが急増している

 中華系不動産業者による名義貸しは、夜の街でも横行。都内の中国人バーの名義人になっているフリーターのB(男性・31歳)が語る。 「いわゆるぼったくりバーで、私は名義を貸す代わりに売り上げの5%を得る。多い月で30万円ぐらいになります。  特に最近はガチ中華ブームに乗じて、上野に中華系のバーが増えています。コロナで軒並み日本人経営のバーや飲食店が潰れたので、商魂たくましい中華系の半グレが居抜きで続々と入居、店をオープンさせているのです」  都合の悪い場面で使い捨てられる闇バイトは、不動産業界でも重宝されていた。 取材・文・撮影/週刊SPA!編集部
1
2
おすすめ記事