更新日:2023年11月12日 19:56
エンタメ

元セクシー女優が「成人向けビデオの“撮影場所”」を暴露。“素人の家”を貸し出すバイトも実在

「お部屋にお邪魔する」系は素人宅が使われていた!

たかなし亜妖さん セクシー業界で根強い人気を誇る「セクシー女優がお家にお邪魔する系の作品」では、ごくごく一般的な男性の部屋(ワンルーム)が登場する。他の作品でも明らかにスタジオではなく、素人宅のようなシチュエーションをお目にかかることがあるだろう。  実はこれ、本当に一般人の家を使っているのだが……。全く見知らぬ人の家へ行って「貸してくれませんか?」とお願いしているのではない。  業界では、撮影のために自宅をレンタルしてお金をもらう「家を貸し出すバイト」というのが実在するのだ!  このバイトは登録制で、貸す側の人間は必ずしも業界の人間ではない。本当の素人さんのお宅も貸出リストに含まれており、空いた時間でサクッと副業がてら稼ぐらしい。  あくまでレンタルさせてもらっているため、メーカーは細心の注意を払いながら撮影を行う。家具を汚す、壊すなどは有り得ない。だからこそ家主は安心して貸せるのだろうけど、自分のいない間に見知らぬ人々がズカズカ上がりこんできて、シャワールームやベッドを使われて、挙句カラミが行われるなんて潔癖症からすれば泡を吹いて倒れるような話かもしれない。  そのため登録する人々は細かいことを気にしない性格か、帰って寝るだけの生活を繰り返すタイプか、色々と理解している業界内の人間が多い。

大人向けビデオはひっそりと、人目がつかないところで撮影される

 成人向けビデオを撮影するうえで、製作陣が意識しているポイントとして、以下の4つが挙げられる。 ・最大限のコストカット ・自分たちの立場が不利にならないように(逮捕や通報など) ・一般の人に迷惑がかけない ・作品のクオリティやリアリティを下げない  場所を気にせずド派手にやっている時代は相当昔に終わり、現在はおそらくみなさんが想像する以上にひっそりとしている。  余談だが外撮りをしている時、女優や有名プロデューサーに気づいてしつこく声を掛ける不届き者がいるそうだが、現場の邪魔だけはやめてもらいたい。時間に限りがあるのはもちろんのこと、我々もできる限り目立たぬよう、一般の人に迷惑を掛けないように注意をはらっているからだ。  作品は地味な努力と様々な面を考慮して製作される。たくさんビデオを観ていれば「アッ、このセット見覚えが……」なんてのも出てくるはずなので、その時は温かい目で見守っていただきたく思う。 文/たかなし亜妖
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya
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