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「アイビスサマーダッシュ」10点勝負!外枠有利だけじゃない今年の狙い目は?

日本で唯一の直線競馬

競馬

2021年のアイビスサマーダッシュ。外ラチ沿いを走った2頭がワンツーし、インベタを敢行したバカラクイーンが3着 
写真/橋本健

 今週から新潟競馬が開幕。新潟競馬場の名物といえば、日本で唯一となる直線芝1000m戦(通称:千直)で、日曜日には重賞レースのアイビスサマーダッシュが開催されます。  この千直、2001年の新潟競馬場リニューアルオープンに伴い新設。オールドファンの感覚としては、「ついこないだ始まったばかり」かもしれませんが、もう20年以上経過しているのです。  千直といえば、広く知られているセオリーの一つが“外枠有利”。その理由は、「芝の内側が荒れているから」「外枠の方が外ラチ沿いをロスなく走れるから」など諸説ありますが、明らかに外枠優勢の傾向が続いたため、多くのファンが知るところとなりました。  ただ、日本の競馬はパリミュチュエル方式で行われているため、みんなが知っている情報=オッズに反映されて使えなくなる、という図式が成り立ちます。  果たして23年目を迎えた千直の現在地とは……?  そこで今回は、千直の通算データと直近データを比較して、検証しつつ、アイビスサマーダッシュを占っていきたいと思います。

外枠有利の傾向がより顕著に

 まずは枠番別データから。データは全て左から着別度数、勝率、複勝率、単勝回収率、複勝回収率です。 ・全期間 1〜2枠 82-86-84-1864 3.9% 11.9% 51% 53% 7〜8枠 241-242-258-2097 8.5% 26.1% 93% 98% 大外 61-61-48-407 10.6% 29.5% 92% 96% ・2022年以降 1〜2枠 3-4-4-100 2.7% 9.9% 95% 51% 7〜8枠 15-16-15-92 10.9% 33.3% 64% 85% 大外 4-1-2-21 14.3% 25.0% 45% 48%  ご覧の通り、全期間と2022年以降のいずれにおいても外枠有利は明白。むしろここにきて外枠の好走率がアップしています。  ただし、回収率に関しては、2022年以降に絞ると単勝回収率64%、複勝回収率85%にとどまっており、外枠という理由で売れてしまっていることが見て取れます。  7〜8枠+1〜3番人気では複勝率61.2%、複勝回収率108%、7〜8枠+10番人気以下では複勝率3.0%、複勝回収率20%。有利な7〜8枠に入ったにも関わらず、10番人気以下になるような馬は、2022年以降33頭出走して2着が1回あるだけなのです(ちなみに唯一の好走馬は22年驀進特別11番人気2着のドリームジャンボ)。  また、嫌でも目につく大外枠は、より過剰人気傾向が顕著なよう。スタート直後から外ラチ沿いを走れるので、人気になるようなスピード馬はしっかり勝ち切っている反面、複勝率は25.0%程度で、ファンの意識ほど有利ではないと考えられます。  馬券的には、7〜8枠の人気馬を軸として重視しつつ、大外枠を過大に評価し過ぎない、というスタンスが良さそうです。
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