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玄米やお酢、グルテンフリー…一見健康そうな食品に潜む“落とし穴”。宣伝文句に踊らされると痛い目を見るかも

天然食材にもリスクが潜む

120歳まで生きる食の新常識

カラダにいいイメージが強い玄米だが……

添加物を含む加工食品だけでなく、天然由来の食品にもリスクは潜む。 「カラダにいいイメージが強い玄米ですが、豊富に含まれるフィチン酸が他の栄養素の吸収を阻害してしまって栄養失調に陥るだけでなく、豊富な食物繊維を消化しきれず、食べれば食べるほど消化不良を起こす人が一定数いるのも事実です。 また『内臓脂肪が落ちるお酢を飲むダイエットがはやりましたが、あんなに酸性が強いものを直接飲めば喉や胃が荒れて体調を崩しかねません」(黒川氏)

グルテンフリー食品や海の幸にも懸念材料が…

一時期、アレルギーの原因になるとしてパンやパスタなどの小麦製品に含まれるグルテンを控えた“グルテンフリー食品”もブームになった。 しかし添加物が大量に使われた商品も少なくないほか、本来取れるはずの食物繊維やビタミン、ミネラルが大幅に不足してしまうため、かえって不調をきたした人も多かったとか。さらに、海の幸にも懸念材料がある。 「養殖魚には感染症対策として高レベルの抗生物質が投与されているため、それらを摂取した養殖魚を食べ続けていれば人間も抗生物質に耐性がついてしまって、体調を崩したときに薬が効かなくなる恐れがあります」(医学博士・満尾正氏)
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必要なサプリメントはほんの一部
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