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玄米やお酢、グルテンフリー…一見健康そうな食品に潜む“落とし穴”。宣伝文句に踊らされると痛い目を見るかも

50代を超えると健康の悩みは尽きない。世は健康食ブームだが、良かれと実践していた食事法や健康食品でカラダに害が及んでいたとしたら……。最新研究で導き出された食の新常識を総ざらいするとともに、健康寿命を伸ばす最強の食事術を徹底リサーチ。120歳まで長生きできるカラダを手に入れろ!

プロが避ける健康食品とは?

120歳まで生きる食の新常識

写真はイメージです

世の健康志向の高まりに合わせ、ドラッグストアやコンビニ、スーパーにも数多く並ぶ健康食品。しかし、カラダに良かれと摂取していても取れば取るほど不健康になってしまう場合も。フードマイスターの黒川光樹氏によると明確に避けたい健康食品があるとか。 「特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品も数多く登場していますが、『食後の血糖値上昇の抑制や中性脂肪の上昇を抑える』として多くの商品に含まれる難消化性デキストリン(水溶性食物繊維)はできれば避けたいですね。 基礎代謝を促すミネラルの吸収を阻害する可能性があるので、むしろ不健康になってしまうケースもあります」

重要なのはできるだけ添加物を避ける意識をもつこと

もちろん、すべての添加物がカラダに害があるわけではない。そもそも現代の食生活においてすべての添加物を避けるのは至難の業だ。 それでも「健康でいたいなら、できるだけ添加物を避ける意識をもつことが重要」というのが黒川氏の持論だ。 「なぜなら、内臓が添加物の無毒化に追われて疲弊したり、せっかく摂取した栄養素が添加物の排出に費やされてしまうからです。現代人が陥りがちなビタミン、ミネラル不足を引き起こす要因となりがちで、摂取カロリーは足りているのに、特定の栄養素が不足して不調をきたす『新型栄養失調』の元凶として機能しているからです」 意識しすぎも息が詰まってしまう。だが、成分表示表を確認する習慣は長生きするために必須なのだ。
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天然食材にもリスクが潜む
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