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玄米やお酢、グルテンフリー…一見健康そうな食品に潜む“落とし穴”。宣伝文句に踊らされると痛い目を見るかも

必要なサプリメントはほんの一部

120歳まで生きる食の新常識

海外製のサプリを輸入する人もいるが、日本人向けの設計ではないため基本的には避けたほうがいいそうだ

健康のためにと複数のサプリを常飲する人も少なくないが、医師からも絶大な信頼を集める医療機関専門サプリメントメーカーの社長、田村忠司氏に言わせると「そもそも一般の方が自己判断でサプリを安易に飲むのはオススメしない」とか。 「サプリメーカーの私でさえ、必要性を感じて飲んでいるのは『マルチビタミン&ミネラル』という品目くらい。複数のビタミンとミネラルが配合されたサプリで、多くのメーカーから発売されている定番商品です。それに加えて、必要に応じてビタミンCやビタミンDなどを追加する程度です。 必要な栄養素は食品から取るのが大前提ですが、40~50代男性が不足しがちな栄養素を補うには、基本的にこの『マルチビタミン&ミネラル』で十分。サプリはあくまで補助的な食品ですから、それ以上の効果を期待するなら医師に相談して医薬品を使うほうが確実かつ安価です」

安いものには相応の理由がある

最近は脂肪燃焼効果を謳ったサプリもたくさん出ているが「ハッキリ言ってサプリを飲むだけで体重を減らすというのは過剰な期待」とバッサリ。よく耳にするグルコサミンも「サプリではなく、効果が期待できる医薬品のカテゴリーから選ぶべき」だとか。 ゼリータイプやドリンクタイプのサプリもあるが「果糖ブドウ糖液糖が多く含まれるのでNG」だ。価格はピンキリだが、安いものには相応の理由があると心得たい。 「9割以上が添加物で構成されて有効成分が1割以下のもの、安価な賦形剤をたくさん使って固めているため胃で溶けずまったく意味をなさないもの、そもそもパッケージに記載された成分含有量が入っていないものまでありました。 食品同様、品質は原材料名や栄養成分表示などパッケージからから読み解いていくしかありません」
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ウコンも摂取し過ぎると危険!
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