更新日:2023年09月20日 00:20
仕事

経験者のスナックママが語る、意外と知られていない「鉄道会社総合職の実態」

③「まったりホワイト高給」ではない

インフラ企業はお役所仕事の体質を引きずっていると思われがち。しかし、現在はそんなことありません。 同業他社の方に聞いてみても、若手の多くは、残業月40時間以上はしている印象です。日によってはタクシー帰宅の場合もあるし、なんなら産業医面談に引っかかることも少なくありません。

④「事業を推進する」のはグループ会社

各鉄道会社の多くがグループ会社を持っており、駅の運営やマンションの販売、百貨店の運営など消費者への直接的な営業活動はグループ会社が担っていることがほとんど。 いわば、グループ会社は事業会社、親会社である鉄道会社はホールディングス機能としての側面が強いと言えるでしょう。(阪急や東急、相鉄などは名実ともに組織形態をホールディングス化しました)。 そのため、社外よりもグループ内折衝業務が中心となりがちに。管理会計や間接部門をサポートする子会社管理を、若手1人で5社以上担当することも。自分で事業を設計できるというよりは、グループ企業内の調整業務が中心になると心得た方が良いでしょう。
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「沿線だけで仕事する」わけではない
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上野にてスナックを経営する28歳。大好きなお酒にコミットするべく鉄道会社を退職し、ほぼ未経験の世界へ転身。TOEIC910取得。趣味は海外一人旅。
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