恋愛・結婚

不倫もいとわない、身近に存在する「付き合ったら痛い目に遭う女性」の特徴

③倫理的に不適切でも、「真実の愛」というドラマ性にのめり込んでいくから

不倫 その恋が倫理的に不適切なものでも、魔性の女は盛り上がっているときの熱量が高いため、倫理観のストッパーを軽々と飛び越えてしまうのです。  また、不倫であってもそのときの魔性の女の脳内では、「真実の愛」や「運命の人」とドラマティックに変換されていることでしょう。そのため、本来は抑止力になるはずの“倫理観の壁”が、真実の愛をまっとうするために乗り越えるべき障害のようになってしまうことも……。  さらに言うと、運命を邪魔するその“壁”をジャンプ台にすることで、その愛がさらに高く跳ね上がるというドラマ性に陶酔してしまうのかもしれません。

④ドラマティックな“非日常”感が失われ、“日常”になると急速に冷めていくから

 百歩譲って、不倫などの禁断の関係だったとしても、魔性の女のその熱量が死ぬまで一生続くのであれば、たしかにそれは「真実の愛」とも言えるのかもしれません。  ですが往々にして、魔性の女の本気度が未来永劫続くということはなく、むしろ意外と早期に冷めていくもの。  恋愛ドラマのような波乱の展開が続けば、悲劇のヒロイン気分にひたりながら愛情も持続するのかもしれませんが、そんなドラマティックなストーリーが延々と続くわけはありません。  期間はまちまちで、数ヶ月で冷めることもあれば、冷めきるまで数年かかることもあるかもしれませんが、たいていはドラマティックな“非日常”感が失われるにつれて、熱量も急速に下がっていってしまうのです。
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彼女のために人生を投げうっても…
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恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は@SakaiyaDaichi

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