注目の馬券術「ジョッキーエフェクト」。‟穴をあける騎手”とキーンランドCの注目馬を公開
自身が編み出した馬券術「ジョッキーエフェクト」を駆使し、2022年のホープフルSで単勝90.6倍を的中させた若手競馬予想家の「たいしん氏」。前回の記事では、この「ジョッキーエフェクト」について、ホープフルSでの勝因などの解説をしてもらいました。
そして今回は、その馬券術を踏まえ、27日に開催される「キーンランドカップ」の注目馬を解説。自らの馬券術で大穴を開けた若手予想家の予想は必見です。
まずは前回の続きとして、「ジョッキーエフェクト」をもとに注目している騎手について解説してもらいました。
——今、たいしん氏が注目している騎手・エフェクトはあるのでしょうか?
たいしん:新人では小林勝太騎手に注目しています。新人離れしたロスのない立ち回りで、道中、詰まることが少なく、進路作りの巧みさが目につきます。手応え以上に伸びてくるケースが多く、折り合い面も優れているのではないでしょうか。小林騎手については、7月29日の段階で、注目騎手として某オープンチャットに挙げていたのですが、その後に、9番人気1着、14番人気3着、11番人気1着、8番人気1着と何度も穴をあけてくれました。
——他にも注目の騎手がいたら教えてください。
たいしん:それから、最近特に注目しているのが、「外枠の黛弘人騎手」。一見言葉が矛盾して並んでいるようですが、これこそが黛騎手のジョッキーエフェクトなのです。例えば、馬場の内が荒れてくると騎手は馬場の良い外に進路を求めます。しかし、いくら内が伸びないとはいえ過剰に外を回せば、今度は距離ロスが大きくなり届かないリスクが生まれる。このように、トラックバイアスと距離ロスは密接な関係にあり、騎手が進路を選ぶうえで片方を切り捨てることは許されません。外枠の黛騎手は枠なりに回ってくることが多いのですが、粗雑に大外を回すことはせず、ロスを最小限に抑えられる位置にいます。この進路取りが絶妙な塩梅なので、騎乗馬はトラックバイアスの恩恵を遺憾なく受けられます。
4月15日福島11R桑折特別の15カヨウネンカは大外枠からの発走でしたが、4角では2着馬・14ゴルトシュミーデよりも1頭分だけ内にいました。この僅かな進路取りの違いがクビ差で明暗を分けたと推測します。「外枠の黛弘人騎手」が伝わる恒例なので、レースVTRをチェックしてみてください。
世間にバレていない2人の“買える”騎手
「ロスなく外を立ち回る」
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馬券攻略誌『競馬王』の元編集長。現在はフリーの編集者・ライターとして「競馬を一生楽しむ」ためのコンテンツ作りに勤しんでいる。
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Twitter:@shitaM_kbo
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