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バスケW杯が“残り試合も見逃せない”理由。「残り2勝」でパリ五輪行きのチケットが

 バスケットボール日本代表は沖縄で行われているワールドカップで、第2戦のフィンランド戦で歴史的な1勝を挙げたものの、続くオーストラリア戦を落として1次リーグ突破を果たせなかった。ここからは17位〜32位を決める順位決定戦に回り、8月31日(試合開始20:10)にベネズエラ、9月2日(試合開始20:10)にカーボベルデと対戦する。
渡邊雄大

「ここからが本当の勝負」と順位決定戦への決意を語った渡邊雄大 ©FIBA.com

残り2試合の順位決定戦はパリ五輪出場を懸けた戦い

 2次リーグを勝ち抜き、フィリピンのマニラで行われる決勝トーナメントを戦うことはできなくなったが、日本にはまだ大きな目標が残されている。ワールドカップでアジア最上位になったチームには、来年開催予定のパリオリンピックの出場権が与えられるのだ。  このオリンピック出場権を争うライバルはフィリピン、中国、ヨルダン、イラン、レバノンの5チームだが、全チームが1次リーグの3試合を全敗で終えている。よって、日本は残る2試合で2つ勝てば確実にアジアのトップとなり、オリンピック出場権を確保できる。1勝1敗でも得失点差によっては目標を果たせる状況だ。  そういった現状を踏まえると、日本がフィンランドから挙げた勝利の意味はとてつもなく大きい。

ベネズエラはどんなチーム?

河村勇輝

ベネズエラには河村らガードの力で上回る ©FIBA.com

 31日に対戦するベネズエラは、初戦でグループFの「1強」であるNBAスター選手のルカ・ドンチッチを擁するスロベニアに敗れた後、カーボベルデとジョージアに敗れて3連敗で1次リーグを最下位で終えた。  それでもFIBAランキングでは17位で、36位の日本、24位のフィンランドよりも格上で地力のあるチームだ。  サイズやフィジカルは日本と同等かやや劣るが、技巧派の選手が多いのが特徴。1次リーグではチームバスケットがかみ合わなかったが、4試合目ともなれば課題を修正して立て直してくるはず。本来の実力を発揮されれば、日本にとってあなどれない相手で、過小評価は禁物だ。
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基本コンセプトを押さえれば競合とも互角に戦える
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フリーランスのスポーツコンテンツエディター。Bリーグ創設の2016年に立ち上がった日本最大級のバスケットボール専門メディアの専属ライターおよび編集者として取材を行い、Bリーグ、Wリーグ、日本代表、高校バスケや大学バスケなど幅広くバスケットボールを取材。今もバスケを中心に多くのスポーツコンテンツ制作を手掛ける
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