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バスケ日本代表“ベネズエラ戦の救世主”は何者か。最終戦でもキーマンに

カーボベルデとの最終戦は「勝たなければならない」

 9月2日には、日本にとって最終戦となるカーボベルデとの試合が行われる。  今大会が初出場となるカーボベルデは、「ワールドカップ史上最も小さな出場国」と呼ばれるほどチームとしての実績は浅い。だが、アフリカのチームらしく身体能力が高く、激しく戦うチームだ。身長220cmのワルテル・タヴァレスを中心としたインサイドに強みがある。  フィジカル面では不利な日本としてはスピーディーなバスケで振り回し、3ポイントシュートでリードして主導権を握る展開が望ましい。だからこそ、この試合でも「クラッチプレーヤー」の比江島に期待したい。彼が繰り出す変幻自在のオフェンスは相手の勢いをいなし、リズムを狂わせることができるはずだ。  世界大会で2勝を挙げたことは、日本代表の大きなレベルアップを証明している。ここまでアジア勢で2勝しているのは日本だけで、カーボベルデに勝てば文句なしのオリンピック出場権獲得となる。油断ならないチームだが、今の日本代表にとっては「勝てる相手」であり、「勝たなければならない相手」だ。 <TEXT/章本梨央>
フリーランスのスポーツコンテンツエディター。Bリーグ創設の2016年に立ち上がった日本最大級のバスケットボール専門メディアの専属ライターおよび編集者として取材を行い、Bリーグ、Wリーグ、日本代表、高校バスケや大学バスケなど幅広くバスケットボールを取材。今もバスケを中心に多くのスポーツコンテンツ制作を手掛ける
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