更新日:2023年09月13日 18:35
デジタル

iPhone15、USB-C採用でも“買わない”理由。本命は来春の「SE」か

来年のiPhone SEに期待

 3年前の2019年秋、「iPhone 12」と同時に登場したのが、横幅64.2mmという小さめの筐体を持つ「mini」シリーズだ。片手での操作がしやすく、近年のスマホの大型化傾向に一石を投じたものの、「iPhone 13 mini」を最後にラインナップを外れてしまった。  残念ながら今回も「mini」シリーズの復活は成らなかったので、電車通勤などでスマホを片手持ちする機会が多い人は、横幅67.3mmの「iPhone SE」(第3世代)を選ばざるを得ない。
Apple20230913

サイズ・価格ともに控えめなiPhone SEも有力な購入候補だ。カメラ性能をあまり求めない人にとっては必要十分なスペックである

 したがって日本市場においては今後、価格とサイズに強みを持つiPhone SEシリーズがますます存在感を強めていくだろう。iPhone SEのモデルチェンジは2024年春が予想されているため、スマホの買い替えはそれまで“待ち”という姿勢もアリだと考える。

日本市場と相性が良かったSEシリーズ

 次世代のiPhone SEは、おそらくiPhone 14(新価格112800円)と同等の処理性能を持ち、なおかつUSB-C端子を搭載した形でリリースされるはずだ。価格がiPhone 15の半分程度に収まれば、立派なお買い得モデルとしてオススメできる。いまやiPhone SEは、日本のiPhoneユーザーにとっての命綱となった。  春のうちにiPhoneを新調できるというのも、新年度が4月に始まる日本人にとっては都合が良い。当初は「発展途上国向けの廉価版」という位置付けで開発されたiPhone SEシリーズだが、最も相性が良い市場は日本だったようである。
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「平成時代の子ども文化」全般を愛するフリーライター。単著に『多摩あるある』と『オタサーの姫 〜オタク過密時代の植生学〜』(ともにTOブックス)ほか雑誌・MOOKなどに執筆
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